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英国首相が、財務相ら4閣僚や英国を代表する企業のトップ40人超から成る過去最大規模の訪中団を率いて北京を訪問しています。英中貿易額を2015年までに年間1000億ドル超に倍増させる目標の合意を得ることを目指したものです。
英首相が初訪中=経済協力拡大目指す

尖閣問題で日中関係がギクシャクしているさなかの訪問は、微妙なものを感じますが、キャメロン首相自らが、ウォルストリートジャーナルに寄稿するという力のいれようです。

【寄稿】強固な対中関係は英国の国益=キャメロン

「わたしが率いる訪中団には、英国の文化、教育、事業で最も影響力のあるリーダー50人近くが参加している。こうした方面での契約が、英中二国間貿易の新たな時代の幕開けとなり、今後も発展するよう望みたい」とし、この経済協力が二国間にとどまらず、「長引きすぎている多角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)の促進に向けて可能な限りすべてのことを共同で行う 」ということだそうです。

もうひとつ気になるのは、オバマ大統領が、インドを訪問し、軍用輸送機など総額約100億ドルの新たな輸出で合意と、営業に成功したようですが、インドの国連常任理事国入り支持を表明したことです。アジアで中国を牽制しようとする動きだとしても、ずいぶん大盤振る舞いの手土産だと感じます。
米大統領、インドの安保理常任理事国入りを支持

国家をあげての営業合戦がアジアで始まり、また中国を牽制する米国と、中国に接近する英国とが錯綜する流れになってきたようですが、いずれにしても日本がスルーされはじめているという印象を受けます。

日本の外交により戦略性が問われてきているのでしょうが、政権も弱く、外務省も世界の潮流から乗り遅れ初めていると感じるだけに、ちょっと嫌な予感もします。これでTPP参加を実現できなければ、下手をすると日本は成長市場でハンディを抱え、取り残されかねないですね。


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