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英国紙ガーディアンの『ガーディアン・トラベル・アワード2010(Guardian Travel Awards)』で、都市別では東京がトップ、国別では日本が2位に選出されたことは、ひさびさの明るい話題となりました。みんなの党の山内康一議員もさっそくブログ記事にされていました。
観光地ナンバー1:東京


「観光立国」を目指して、海外からの訪日外国人数の目標値を、第1期2013年が1300万人、第2期2016年2000万人、第3期2500万人とした国家プロジェクトがスタートしていますが、その成果はどうでしょうか。

政府観光局の推定値では、1〜9月の推定値で、対前年比33.6%増の660万人と大きく伸びており、順調に推移しているようです。
国別の人数でトップが韓国からの旅行者というのは頷けますが、伸び率もトップというのは意外でした、なんと対前年比60%増の185万人で、全体の28.0%を占めています。次に多いのは中国の118万人で56.3%増です。
2010年 9月推計値 10年07月暫定値 (平成22年10月25日発表)(PDF, 776 KB)

商品やサービスでも重要なのはリピート率であり、リピートを獲得するのは満足度です。観光も同じです。東京ディズニーランドの強さがいい例かもしれません。

観光局が、日本に来た海外からの旅行者にアンケート調査を行なった結果を発表していますが、やはり満足度は高く、総合満足度で「大変満足」が33.7%、「満足」49.2%、「やや満足」9.9%であわせて92.8%の人が満足しています。他国との比較データではないので競争力ははかりかねますが、再び日本に来たいかどうかで、再訪意向が合計で94.4%あることを見ると、かなりいい評価をしてくれていることがわかります。

観光
訪日外国人消費動向調査

対照的に、韓国の観光局が中国で行なった調査では、香港、欧州、豪州、日本、韓国、東南アジア諸国連合(ASEAN)など10カ国(地域)を旅行した人のなかで、韓国観光の総合満足度は最下位だったそうです。それでは韓国に訪問する人が増えれば増えるほど逆宣伝になってしまいますね。
韓国を訪れる中国人観光客134万人…満足度は周辺10カ国で最低 (中央日報)

おそらく中国旅行者の満足度の第一位は日本ではないでしょうか。データは新しくないのですが、一昨年にニールセン中国が海外旅行をした中国人4103人を対象に行なった行なった調査では、主要な旅先の「満足指数」では、日本がトップで、オーストラリア、英国、シンガポール、米国、フランスと続いたそうです。
中国人の「旅先の満足度」トップは日本、2位は豪州(サーチナ)

日本は、自然の景観、美味しい食事、伝統文化、都市の充実度など、観光資源の幅も奥行きがあります。美しい景観や伝統的な文化も観光資産となっていますが、歴史の蓄積のたまものともいえます。観光での国際競争力は高いと思います。
日本のファンをひとりでも多くつくること、それがソフトパワーです。観光はソフトパワーを広げていく強力な武器となるだけに、今後とも海外からの観光客増加に期待したいところです。

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