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ハードディスクは年率40%で記録密度が向上しているといわれています。大容量化、高速化、また低価格化が進み、また信頼性が高まってきた恩恵ははかりしれません。
家庭用で利用される外付けハードディスクもテラバイト時代となりました。しかも一万円を割る低価格です。サーバーについても、データ保存に要するコストがどんどん下がってきています。

ハードディスクの世界も、他の川上産業と同じく、吸収合併等によって寡占化が進んできたとはいえ、まだ激しい技術開発競争と価格競争が起こっており、次世代をリードする技術を競っているわけですが、昨日の日経の夕刊の一面を飾ったのが、「テレビ録画大容量に パイオニア8倍、東芝・日立は5倍  10チャンネル40日分、HDD新技術の製品化急ぐ 」(有料記事)という記事でした。

テレビを見るのが大好きで、いや凄いという期待感をもった人もいるでしょうが、そんなに家庭内にそんなテレビ番組をためてどうするのと感じた人も多いのではないでしょうか。

記事中で、クラウド・サーバーでも使えるとも書かれていましたが、こちらのほうが、テレビ番組や動画のすべてを保存し、整理し、いつでも見たいものが、見たいときに検索して、安く、例えば1番組50円でぐらいで視聴できるとか、学校の教材のリッチコンテンツ化が進むとか、レントゲンや内視鏡検査の画像がすべて保存され、どこでも利用出来るようになれば、社会貢献度はそちらのほうがはるかに高いと思います。とはいえ、量をさばくためには、家庭に入り込みたいということでしょう。

しかし、テレビ番組のパワーはどんどん低下してきています。オリンピックとか、よほどのイベントがないと視聴率も稼げなくなってきています。
ちなみに、ビデオリサーチ社が発表している高視聴番組(関東)を見ても、2010年の9月13日(月) 〜 9月19日(日)で視聴率が20%を超えていたのは「連続テレビ小説・ゲゲゲの女房」だけでした。驚いたというか、野球は最後の優勝争いが繰り広げられていますが、すくなくとも先週は視聴率が5%にも達していません。

全局高世帯視聴率番組50を見ても、2000年以降にこのランキングに入ったのは、 ワールドカップサッカーの2002年のロシア戦、2006年のクロアチア戦、2010年のパラグアイ戦の3番組だけです。

価値観が多様化し、しかもインターネットの普及でメディアも多様化したなかでは当然起こってくることです。

またGarbagenews.comがアメリカでのテレビニュースに関した面白い調査結果を紹介していました。テレビニュースを視聴する時間は減ってはいないものの、「決まった時間にニュースを見る・聞くというしっかりとした意識で」取得する割合は減少し、いわゆる「ながら視聴」を行う人が増加する傾向を見せているというものです。
ニュースは「テレビの前に正座して」から「何かのついでに」の時代へ


テレビ番組のコンテンツとしての人気は下降気味で、わざわざ10チャンネル40日分を保存することにどれだけの人が価値を見出すかは疑問です。

しかし視点を変えれば、高容量化を利用して、グーグルテレビは、録画した番組も検索できるので、興味のありそうな番組だけを残してくれるソフトとくっつけば、それは面白いかもしれません。

たとえば「旅行」に関した番組を保存し、それが検索できるなら、いざ旅行先を決めるにしても、旅行先での訪問先を決めるにも役立ちそうです。
「料理」に関心があれば、つくりたいメニューの美味しい作り方の番組だけが出せるとかいうのもあります。

つまり、ハードディスクの高容量化の価値を引き出してくるには、ソフトの力が必要だということでしょう。
見たくもない番組、関心のない番組は、その人にとっては情報のゴミでしかありません。ゴミを取り除くフィルターと、見たい番組だけを抽出できるソフトの開発も同時に進んでいくことを期待します。
いっそ、各社でハードディスク大容量化時代のレコーダーのありかたをテーマにしたコンペをやり、新鮮なアイデアを募ってみてはどうかと思います。そうすればベンチャー企業の発掘や支援にもなりそうです。


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