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菅さんが代表選で勝てた最大の要因はマスコミがつくった「世論」だったと思います。党員・サポーター、地方議員、また国会議員も「世論」は菅さんを圧倒的に支持しているという影響を受けて、菅さん支持に回った人も多いのでしょう。
しかし、蓋をあけてみれば、ポイント数では、菅さん圧勝に見えますが、今回の民主党の投票は選挙区ごとの総取り方式であるためにでた差で、実際の党員・サポーターの投票数では小沢さんと菅さんは4対6でした。

マスコミの世論誘導に影響され、マスコミを追い風にした菅さんが勝利し、逆風だった小沢さんが敗北した結果だったと思いますが、逆にマスコミのあれだけの「金と政治」をめぐる反小沢キャンペーンがあり、菅さん圧勝の世論調査結果の報道を繰り返したにもかかわらず、実際は接戦であったことのほうが注目されます。

さて、今回の民主党代表選の世論調査で、多くの人が、ネットで行われた世論調査では、その多くで、小沢さのん支持率が菅さんよりも高いという結果となっているのに、マスコミ各社が行った世論調査は菅さんの圧倒的な支持率であり、なぜそれほどの違いがでるのかと疑問を感じられたものと思います。

しかし、いずれも簡易な調査方法であり、調査手法の違いによって回答結果に違いが出てくるのはしかたがなく、場合によっては、結果の逆転が起こっても不自然ではありません。

まず、マスコミが行った世論調査は、コンピューターで無作為に選んだ電話番号をつかった電話調査です。いかにもバイアスのかからない代表性のある調査を行っているという印象を受けますが、そこには落とし穴があります。

土日に電話をかけて家にいる人ということでまずはフィルターがかかります。土日にアクティブに活動している人は対象から外れます。さらに電話に出るのは奥さんということが多いかもしれません。

どのマスコミ各社の世論調査についても、全体の調査対象者数が書かれていますが、男女比などの回答者の構成は見た限り公表されていません。

小沢さんは女性に人気がないので、回答者に女性が多ければ菅さん支持の比率は高くなります。普通はそういったサンプル構成の偏りをウェイトをならして修正するのですが、マスコミ各社の世論調査は単純集計結果のようです。

それよりも大きいのは、ランダムに対象者を選ぶと、報道はマスコミからしか得ていない人の比率がかなり高くなります。総務省データからの推察ですが、ネットでニュースを見ている人は増加してきているとしても、まだ50%には達していないと思われます。つまり、政治問題はマスコミからの情報にしか接していない人が半数以上いて、マスコミの世論誘導に影響される人のほうが多いということです。
それはそれでいいのですが、問題は、重要な政治の決定に、簡便に行った調査結果を、あたかもそれが「世論」そのものと振りかざして利用したことです。

もちろん、ネットによる世論調査にも回答者の偏りがあります。麻生さんの時のニコニコ動画の世論調査は極端でしたが、インターネットアンケートに答えるのは、かなりインターネットに深く接し、積極的に情報を入手している、いわば情報ハンターといえる人たちです。
電話調査の回答者と異なり、自ら自主的に回答した人たちであり、政治に対しても関心の高い人たちですが、どのサイトから投票しているかでかなり結果に大きな違いもでていました。それはそのサイトの特徴によって、利用者そのものになんらかの偏りが生まれます。それはしかたありません。

ただ言えることは、インターネットの世論調査で回答した人たちは、マスコミからの情報だけでなく、インターネットを通して、さまざまな情報源に接しています。だからマスコミ報道キャンペーンに対する免疫力ももっている人たちです。その違いがもっとも大きいように思います。

日経今回の党員・サポーター票の投票数に近い世論調査がありました。それは日経新聞社が行ったインターネットのクイックVOTEだったことは興味深いところです。しかも「有効な経済政策を打てる」では菅さんと小沢さんが逆転していました。
代表選直前、読者6300人が選ぶ「首相にふさわしい候補」クイックVote










今回の代表選は、マスコミが世論を形成する力がいまだに残っていることを示しましたが、しかしかなり劣化しつつあることをも同時に感じさせました。マスコミはそのことにはやく気がついて欲しいものです。

もうそろそろ、マスコミは、世論形成のメディアではなく、情報提供サービスをめさしたメディアとして、つまり国民が自ら考えるための情報を提供することに方向転換しなければ、ますますマスコミ離れが加速していくのではないでしょうか。


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