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ビジネスメディア誠に「出世を望まない若者が増えている」というタイトルで、産経の特集がピックアップされていました。
出世を望まない若者が増えている

ひとつは留学を希望する減ったという話で、高校生が、「米国の大学に留学したら日本に帰って就職できるのか」「米国での勉強は大変だと聞いているが」など消極的なものだったことが嘆かわしいというもの。
円高なので、海外留学も安くつきそうですが、親の所得も危なく、就職難のいまどき、先を心配するほうが自然だし、勉強がきついなら、それを耐えればどんなことが得られるかを説明することもできるはずです。
海外に脱出したほうが、将来が明るいという希望があれば、若い人たちの意識もかわるでしょう。

つぎに 昨年リクルートが高校生を対象に行った調査を紹介し、「将来、会社の中で偉くなりたい」という高校生は29・6%しかいないのに対し、「自分の趣味や好きなことができる仕事をしたい」は79・9%にのぼったことが取り上げられています。

高校生を非難する前に、なぜそうなってしまったのか、なぜ若い人たちが夢をもてなくなってしまったのか、それは社会や大人たちにも責任があるのではないかと考えるほうが、創造的な解決が見いだせそうなのですが、ぼやくのは、いかにも産経らしいと感じます。
それに社会全体がチャレンジしなくなっているわけで、若い人たちの意識もそんな社会的な風潮を映しているに過ぎないのではとも思います。

最後のダメ押しが、東京経済大コミュニケーション学部の関沢教授の嘆きです。電車に座っている人全員が携帯を操作しているのを見て、「電車に乗る時間さえもバーチャル(仮想的)なデータにさらされ続けている。これでは、五感が鈍っていくばかりだ」とは大げさではないかという気がします。

ではタブロイドの夕刊紙で恥ずかしくなるような紙面も広げる中高年の人たちは、五感による判断能力が低下していないのでしょうか。
判断力が低下しているのは、そんなひとつの現象で物事を切り捨てるほうではないかと言いたくなります。

おなじ携帯をやっていても、やっている行為はすべてメールとは限りません。ゲームかもしれないし、SNSかもしれないし、ツイッターかもしれません。
バーチャルな世界といいますが、つながっている先にはリアルな人間がいるわけで、誰が書いたかもよくわかららい新聞こそバーチャルそのものともいえるのではないかと感じます。

現代は、マスメディアよりは、パーソン・ツー・パーソンのメディアやSNSやツイッターという個人が起点となったコミュニケーションのほうに人びとの関心や重心が移ってしまったので、それを嘆いてもしかたありません。それで産経新聞の発行部数が減ったとしても誰も関心はなく、せいぜい居酒屋さんで社内および関係各位でぼやいていればいい話のではないかと思ってしまいます。

まあ、若い人達を嘆くのは、太古の昔からのお年寄りのくせですが、それだけ産経の記者の人たちも年をとったということでしょうか。


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