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観光で海外から人びとを誘致することは、たんに観光収入が増えるというだけではなく、日本のファンを増やし、また日本のブランド化に役立ちます。

日本に訪れる魅力は、食べ物がトップになったそうですが、文化遺産や豊かな自然は、観光資源として大きな魅力があります。NHKは文化遺産や日本の美しい自然の映像をたくさん所有していており、それは日本のPRになります。あとはナレーションを現地の言葉に翻訳すればいいだけです。

映像コンテンツの政策で積極的なのは韓国ですが、その効果がアジアででてきているようです。ベトナムは、親日的な国ですが、そのベトナムですら、今や日本ブランドは古臭く、「おじさん」のものであり、若者にとってカッコいいのは韓国ブランドだそうです。それは、韓国の国家政策もあって、ベトナムでは毎日韓国のドラマが放映されており、またCMも圧倒的に韓国企業のものが多いことの影響だといわれています。

以前、楽天の三木谷社長も、ベトナムに行って、日本ブランドよりも韓国ブランドのイメージのほうが上という現実にショックを受けたと発言しておられました。
三木谷浩史「eビジネスによる日本の成長」書き起こし

日本では、韓流ドラマや音楽以外では、韓国ブランドは弱く、とくに家電などでは日本ブランドのほうが圧倒的に強いのですが、それはあくまで日本市場の話だけであって、欧米では何年も前から、日本の家電ブランドよりはサムスンのほうがブランドとして評価が高いというのが現実です。

もちろんテレビ番組や、文化コンテンツを輸出するだけでは、日本ブランドのブランド力をあげるには荷は重く、最終的には企業努力にかかわってくるとしても、すくなくとも日本ブランドの海外マーケティングの地ならしにはなります。NHKに限らず、民放についても、番組の海外販売を促進する政策を展開してみる価値はあると思います。


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