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テレビにできることが、昔と変わっていないと感じませんか。

ブラウン管テレビの頃と変わったといえば、薄型になったこと、画面がキレイになり大型化したこと、省電力になったこと、地デジになって番組表がでるようになったことぐらいでしょうか。
要素技術ではイノベーションがあったのでしょうが、テレビそのものは、相変わらず、テレビ番組を見る箱に過ぎず、イノベーションが起こったとはとてもいえません。

だから新製品がでても感動がなく、感動のないところで競い合うものだから、価格が下がっていくのも当然です。本質的な価値が変わっていないのです。

3Dも、あってもよい機能でしかありません。おそらく、広く普及させようとすれば、1割のプレミアム価格がとれるかどうかというところまで価格は落ちていくと思われます。

まだ日本では、テレビで、日本ブランドが効いていますが、それは極めて特殊です。北米での液晶テレビでは、サムスンがトップで、台湾資本系のビジオ、そしてソニーが低価格競争でしのぎを削っている状況です。
日本も、関税を外せば、サムスンももっと日本市場攻略に力点を置いてくるでしょうから、同じ状況になっても不思議ではありません。もうテレビそのものが成熟しきっているのです。

さて、そのテレビですが、いつも感じるのは、手元のリモコンの不便さとローテクさです。カーソルのように、縦横にひとつずつ移動させるか、チャンネルボタンを押すのですが、今時そんな不便な操作が残っていることが不思議でなりません。操作するたびに、時代遅れだなあと感じます。しかも操作ボタンが多く、煩雑です。

それこそ、画面にリモコンを向ければ、アイコンがでてきて、ワンボタンでさまざまな操作ができるぐらいのことがあっても当然です。それが現代では普通の操作方法だと思うのですが。

そうすればテレビで、インターネットに切り替えたり、また番組に戻ったり、ゲームを楽しんだりということも楽になり、目的が広がってきます。

古めかしい技術が残っていて、イノベーションが停滞している市場をきっとアップルは見逃さないのではないでしょうか。

ちょっと気になる画像がありました。アップルの「次世代 Apple TV」らしき画像です。秘密主義を徹底しているアップルがそうたやすく画像を流すのかと思ってしまいますが、テレビの下に、線でながったリモコンらしきものが写っています。「有線」では、ちょっといただけないと感じるのですが、とてもシンプルです。

新 Apple TV は『 iTV 』へ、A4採用でアプリ追加 & 720p再生まで対応?
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まだまだ詳細はわかりませんが、アップルもグーグルも狙っているのはテレビです。テレビを制すれば、そこでアプリも売れます。広告を挿入することも可能です。

グーグルとSONY、インテルなどで進めているプロジェクトがありますが、そのプロジェクトの目指しているのが、ワンタッチで操作できる、テレビ番組もひとつのアプリに過ぎないぐらい目的が広がる、そういった技術イノベーションなら大歓迎ですね。

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