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アップルの勢いが止まりそうにありません。iPhone4の受信トラブルも、アンテナ表示のソフトの改良と、バンパーの無償提供で乗り切り、4〜6月期決算が前年同月比で61%増、純利益が78%増という快進撃の結果が発表されていました。さらにジョブスは、「年内にさらに驚くような新製品を出す」という宣言まで飛び出しました。

アップルの快進撃は、たんにiPhoneやiPadなどの新製品を次々とヒットさせてきたというだけではありません。それらのヒットが、音楽やアプリ、電子書籍を売るプラットフォーム・ビジネスのさらなる成長を促し、また収益を伸ばしてきています。

また、そこにiadという広告のしくみをビジネスに加えてきており、新製品のヒットがエンジンとなって、ビジネスを進化させ、またブランド価値を高めてきているのが本当のアップルの凄さだと思います。
ブランドパワーが増したことでパソコン「マック」の売上げも、日経によると「中国などアジア太平洋の売り上げが2.6倍。欧州は66%、日本も63%それぞれ増えた」そうです。時価総額もマイクロソフトを抜きました。

おそらく、ジョブスの頭の中には、人びとが驚くような新製品で市場を塗り替え、さらに取り込めるビジネスを取り込んで、利益を稼ぐという方程式ができているのだと感じます。

そうなってくると、もちろんアップルに死角はないのかということも関心の的になるとしても、ジョブスのいう「さらに驚くような新製品」がなにかが気になってきます。

そう宣言して、人びとの注目をつくるというのもジョブス流でしょうが、ひとつ想定されるのは、次世代iPadです。iPadが切り開いた、電子書籍リーダーともなるタブレット型パソコンという分野は、次々と新規参入が増えてきます。それらの他社は、きっと年末のクリスマス商戦あたりに焦点をおいてくるでしょうから、そのあたりで次世代iPadを投入し、さらに差を広げたいところでしょう。

iPadは、マルチタスクでないなど、改善すべき点がいくつかあり、OSのバージョンアップと同時に、新製品を投入してくることは当然想定されるところです。

しかし気になるのは「画期的」というところです。次世代iPadなら、あまりにも正攻法すぎ、驚きは小さくなります。
そうなると、考えられるのはテレビではないかという気がします。ネットもつながるテレビはすでに各社が出しているとしても、まだ市場として成り立っているとはいえない状態です。
しかも、薄型テレビ業界の各社が3Dで突破口をはかることに集中しているだけに、差別化もしやすく、絶好のタイミングといえます。

しかも、ネットとテレビの融合によって、テレビの市場を取り込めば、さらにプラットフォームを広げ、広告ビジネスも広がります。またグーグルテレビのプロジェクトも始まっており、それに対抗するものを出したいところだと思います。しかも従来のアップルTVもあり、ゼロからの開発ではありません。

「さらに驚くような新製品」が次世代iPadなのか、画期的なアップルTVなのか、それともまったく違う、新しい分野を開くものなのか、想像をめぐらすだけでワクワクしてきます。

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