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この連休が、実質的には3D商戦の幕開けとなったものと思います。売れ行きはどうだったか気になるところですが、おそらく話題性も高く、比較的新しい技術に関心の高い日本の市場を考えると、まずまずのスタートを切ったのではないかと想像します。
それより、上海万博で熱く、ハイテク技術に関心がひときわ高まっている中国は、絶好の商機であり富裕層が飛びつきそうな感じがします。朝鮮日報オンラインによると、サムスンは、1日〜3日の中国の連休だけで、3000台売り上げたそうです。
サムスン電子、中国の連休で3Dテレビ3000台販売

日韓の液晶テレビの大手各社が3Dに力を入れてきていますが、市場として大きい、北米や伸び率の高い新興国では、日韓の液晶メーカーは、低価格の液晶テレビの挑戦を受けてきており、なんとか、そういった低価格の液晶テレビと3Dで技術的な差別化を行い、価格下落に歯止めをかけたい、先進国のみならず、中国を中心とした富裕層を3Dで囲い込みたいところでしょう。

とくに、パナソニックにとっては、3Dはプラズマ方式が有利とされており、他社に先駆けて発売に踏み切りました。パナソニックにとっては、テレビ局の放送設備機器の分野も抱えており、3Dテレビの普及と3Dの放送システムの放送局への導入による3D放送の増加による相乗効果が得られるために、当然力が入ってきます。これはSONYも同じでしょう。

次の大きなイベントはワールドカップサッカーの3D中継になるでしょうが、弾みがついてくるのでしょうか。

家庭向けの3D市場が生み出され、さらに伸びるためには、次の三点セットがクリアしなければなりません。

1 機器価格の低下
2テレビ番組とDVDなどのコンテンツの増加
3 裸眼での視聴と視野角の狭さの克服

中国でサムスンが売った3Dテレビは46インチだと思われますが、価格は27万5000円だったということです。それぐらいになれば状況も変わってくるでしょう。ただ、機器価格は下がってくるものなので、時間の問題だと思われます。

問題は、テレビ番組とDVDなどのコンテンツの増加です。今は、話題で飛びついて買ったけれど、見るコンテンツはほとんどないという状態で、いつまでもそういった状態が続くわけではありません。3Dテレビ番組や3DのDVDの充実が3Dの先を占う鍵になってくることはいうまでもありません。

しかし、3Dはたんに3Dのカメラを導入すれば済むということで終わらず、なんらかの画像処理やコンバートするシステムも必要になってくるはずです。経営状態が厳しくなってきている放送局が3D放送に積極的に投資するのかどうかに不安材料が残されています。
また3Dで魅力があがる番組がどれだけあるか、3Dで魅力的に見せる技術はどうかという問題もあります。
3Dで成功した「アバター」や「アリス・イン・ワンダーランド」などはふんだんにCG技術を駆使して3D効果をあげていますが、ワールドカップのサッカーでどれだけ3D中継の魅力を引き出せるかどうかが、まずは試金石だと思います。ただ、ワールドカップの3D中継を多くの人が体験するためには、スポーツバーや劇場で体験してもらうことが必要になってきますが、各社がどのようにそんな体験づくりの場を用意できるかにかかっています。ここでも眼鏡をかけないと見えない、3Dに見える視野角が狭いという点が気になります。

また、3Dの動画には必ず3D酔いの問題がでてきます。それを避けようとすると、飛び出す速い動きを押さえることになりますが、それは、3Dの迫力を損ねることにもなり、結構微妙な問題です。おそらく3D技術は、必ず、ゲームや、携帯、パソコンなどで、生かされてくるとは思いますが、その先陣を切っているテレビでどうなっていくのか、まずはワールドカップサッカー中継での反響を待ちましょう。

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