2010年03月03日

時代が求める気持ちを読んでいるテレビCM

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眠っている間に 夢見ている間に
時は流れ 過ぎてゆく
子供の頃は もう夢のなか
時は時は 今も過ぎてゆく

この歌ご存じですか。そう、白戸家のお母さん樋口可南子さんと犬のお父さんが実家に帰って、若尾文子さん演じるお父さんのお母さんにひさしぶりに会うCMのバックに流れている歌です。
フランスのシンガーソングライター、ジョルジュ・ムスタキ原作の『時は過ぎてゆく』で、金子由香利さんが歌っています。金子由香利さんのファンは多いとはいえ、一般になじみがあるとは思えませんが、なにか懐かしさを感じさせてくれます。
きっとムスタキの歌はこれまでもテレビのドラマの主題歌などで使われてきたので、ムスタキそのものは知らなくとも、どこかで聞いたことがある曲風だと感じる人も多いのかもしれません。




なにか、閉塞感があり、また変化の速度に振り回されがちな時代のなかで、そういった重苦しい流れの渦から逃れ、なにか安心できるものやコト、あるいはシーンを求める人びとの気持ちが反映されているように感じます。

もうひとつのソフトバンクのCMのキラーコンテンツになっているのがSMAP。「白戸家」シリーズに加えて、昨年8月にSMAPが揃って華やかなダンスを繰り広げるCMが投入された時は、CM総合研究所が行っている月例好感度調査の「観測史上記録敵的なハイスコアを叩き出した」(同研究所ニュースリリース)そうです。

日本の家族風景を象徴する風景になったともいえる「白戸家」とは対照的なCMですが、昨年のCMで好感度を得たCMのキーワードが「歌+ダンス」であり、それを代表するようなCMでした。ソフトバンクのCMはうまく時代の空気を読んでいます。

「歌+ダンス」について、このニュースリリースが面白い分析をしていてバブルが弾け、自民党政権が倒れ、細川内閣が生まれた年も、「歌+ダンス」のCMがヒットしていたそうです。小気味のよいリズムで、思わず一緒に体が動いてしまいそうなテンポが、閉塞感を忘れさせてくれ、心地よさがあるということでしょう。
もうひとつは、「白戸家」の『時は過ぎてゆく』と共通しているのは、「歌+ダンス」CMで使われている歌の多く、ロッテのフィッツ(『狼少年ケンのテーマ』替え歌)にしても、好感度抜群だったソフトバンクSMAP(オールディズの定番ともいえる『ロコモーション』)にしても、マンダムのギャツビー(スタイリスティクスの『愛がすべて』)にしても、青春がそれぞれ流行したまっただなかにいなかったとしても、みんなどこかで聞いたことがあるという懐かしい古いヒット曲だということです。
テレビCMで振り返る2009年 ヒット商品で占う2010年


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さて、勝間本が売れているということですが、献本ありがとうございます.。
CPI(消費者物価指数)を見ていては、デフレが分からない、原油や生鮮食品を除いたコアコアCPIを見ないと駄目だというのには激しく同意します。
しかし、個人が生き残るための知恵、頑張れ、努力しようという提案が詰まっている本ですが、勝間さんも、もうすこし、ちょっぴりほっと息が抜ける間みたいなものをつくってくれたらいいのになと感じてしまいました。
マスコミの報道も、ずいぶんヒステリックになって、時代の閉塞感を増幅し煽っているように感じます。もうすこし冷静にやってくれないと、いつか、時代のしっぺがえしがやってくるのではないかと危惧する今日この頃です。

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この記事へのコメント

1. Posted by ルル   2010年03月03日 18:54
日本はとっくに成熟社会に入っているのに、昔の成長時代を振り返って、やれ国際競争力だ、外需だといっても始まりまらないと思います。

少子高齢化社会を志向したのは、かつての成長時代に個性の尊重だとか、ゆとり社会だとか、言った結果なのですから、得るものがあれば、捨てなければいけないものも出てきます。

懐古的に成長戦略なんて陳腐なことは言わないで、ヨーロッパのように成熟社会を生き抜く知恵を皆で絞った方が賢明ではないでしょうか。

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