2010年02月24日
広告メディアとして新聞はなぜダメなのか
電通の発表した2009年の広告費で、ネット広告が新聞広告を上回りましたが、それは衝撃的な出来事というよりは、当然だと感じた人のほうが多かったはずです。<br>新聞広告は、景気の悪化で広告費が減った煽りを受けているということだけでなく、すでに斜陽産業化してきていたというのが事実です。
1グラフは、GDPの推移とテレビ、新聞、雑誌、インターネットの各媒体別の広告費の推移を見たものですが、新聞広告は、すでにバルブ崩壊後から、ワニの口のように、GDPやテレビ広告の推移と乖離が始まっていることがわかります。難しいことを言わなくとも、広告メディアとしては、時代に適応できなくなったという兆候です。
新聞は広告メディアとしては極めて価格が高く、経費の見直しのなかで、その費用対効果が問われてくるのですが、それに耐えるだけのデータも十分ではありません。
効果が読めない
発行部数とか、閲読率などのデータはあるという反論が来そうですが、実際のところ、マーケッターから見れば、ずいぶんどんぶり勘定であり、効果が読めない、結果も分からないということです。
ポジションをネットに取られた
かつては、認知を獲得するのはテレビ、理解を深めるのは新聞と言う役割の違いがありましたが、今では、費用対効果、自由度を考えると、インターネットが普及するにつれ、その役割が奪われていくのは当然の流れです。
ターゲットが絞れない
テレビは、曜日、時間帯、番組内容などによって、まだしもターゲットを絞り、効率化をはかっていけますが、新聞でできるのは地域を絞ることだけです。これもネットに完全に劣っています。
全国紙と地方紙の連携がない
日経だけは経済紙という特性があり、ちょっと異なりますが、一般紙となると、いかに読売や朝日といっても、地方に行けばそれぞれの地方で発行部数が多いのは地域紙で、二番手、三番手の新聞でしかありません。都市部では一般紙の地域版を使い、その他は地方紙を使うというのが効率的ですが、手間もかかり、費用も割高になってしまいます。
昨今はずいぶん値引きがあるようで、業種や広告目的によっては、活用方法もあり、案外お買得なメディアということもあるようですが、新聞社にとっては売上げの落ち込みはカバーしきれません。
こういったなかで、小さいながら、比較的堅調なのがラジオ広告です。ラジオは車で移動する人たち、また家事をしながら聴く人たちにターゲットが絞れ、またエリアに密着した展開ができるからでしょう。
ようやく、新聞社も重い腰をあげ、今年から日経が電子化を行う予定であり、朝日も追随する動きのようですが、いやはや大変です。きっと新聞社の人たちが想像しているよりははるかに激しい時代の荒波が来ていると考えたほうがいいのではないでしょうか。
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1. [仕事のこと]広告メディアとして新聞は・・・? [ 仕事の姿勢 ] 2010年03月01日 09:48
電通の調べによると、2009年、新聞広告はインターネット広告に抜かれてしまったとのこと! して、その原因は・・・! 大西 宏のマーケティング・エッセンスの大西さんによる考察は・・・ 難しいことを言わなくとも、広告メディアとしては、時代に適応できなくなったという
この記事へのコメント
3. Posted by kabusiki 2010年02月25日 18:51
押し紙問題が表面化してきたことも原因の一つなんじゃないかと思います。
2. Posted by まるパパ after 楽天カンファレンス 2010年02月25日 13:20
広告は必須となっています。露出→集客 とりあえず見てもらうことから始まらないとどうにもならない世界です。
小売の立場からすれば、広告型の費用というものは従来あまり必要ではなくなったのですが、川上のメーカー型マス広告以上に川下のネットに関する広告主の数は増えていると思います。
そんな小さな店が電博のような大手広告代理店に頼むわけがないですし、頼めるわけがない。
楽天さんのように販売に直結した集客サイトがなれれば 広告自体なりたたないのでは?
(アドワーズでは買いたいお客さんが調べるわけでは集客の意味がありません。)
本音をいうと、広告=すなわち他の会社から頂いたお金、従来の広告収入で運営をやってこられたビジネス自体はうらやましい。
1. Posted by 長子 2010年02月25日 01:35



