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雑誌やテレビまで取り上げられ話題のツイッターですが、公表されているデータが少なく、どの程度普及しているのか、またどの程度伸びているのかなどの実態がなかなか掴めません。

ツイッターの場合、ツイッターのホームページだけではなく、TweetDeckやTween、またEchofonなどの外部アプリケーションで見たり、書き込んだりする比率が多いこと、さらに目下急成長中のFacebookなどとの連携があったりするもその原因なのかもしれません。

いずれにしても、トラフィックが伸び悩んでいるといった記事もありましたが、やっとTwitter公式ブログで一日あたりのツイート数の推移が発表されました。

ツイッター

グラフでお分かりいただけると思いますが、今なお、すさまじい急成長を続けていることがわかります。世界でなんと一日5千万件のツイートが寄せられているそうです。
日本のツイッターユーザー数は、200万人超といわれており、ロジャースの普及理論でいえば、まだまだアーリーアダプター(初期採用者)が使い始めている段階で、本格的な普及はまだまだこれからだと感じられます。見ていてもエントリーしてきている人が毎日のように増えてきています。

ツイッター、あるいはフェイスブックも含めたソーシャルメディアがこれからインターネットやメディアの世界を大きく塗り替えるだろうと感じている人は多く、いろいろ語られていますが、かなり広範囲に変化が起こってくるだろうと思います。さて、どんな変化が起こってくるのでしょうか。

政治家の人たち、タレントの人たち、ジャーナリストの人たち、あるいは経営者の人たちにとっては、自らをアピールする新しいメディアが生まれたことで、熱心にやっていらっしゃいます。マスコミで露出が少ない人も注目されるチャンスがめぐってきています。しかし、もっと異なる変化も生まれてくるはずです。

イノベーションは創造的破壊だといいますが、このツイッターの出現でなにが揺らいでくるのでしょうか。いろいろあると思いますが、思いついたことを書きとめておきます。

1 マスコミメディア、とくに新聞メディアが揺らぐ
多数のジャーナリストが直接ツイートしはじめており、マスメディアの報道とは異なった視点からニュースが流れ始めています。とくに新聞報道への信頼が揺らいでくると思われます。新聞メディアもツイッターを利用して編集内部を垣間見るような書き込みもありますが、すでにツイッターでの議論の流れと新聞報道基調の乖離が始まっています。
 
2 検索サイトの利用の減少〜グーグル帝国が揺らぐ
すでに、ポータルサイトへの訪問者数では、グーグルよりもソーシャルメディアが多くなってきています。USTREAMの訪問者も同傾向だそうです。だからグーグルは、ソーシャルメディアであるGoogleBuzzリリースを急いだのでしょう。
ツイートに張られたリンクをたどってみると結構有益な情報が流れています。

3「匿名社会」が揺らぐ
ツイッターでは、悪意のある特定の人達の集中攻撃がほとんど見られません。プロフィールで本名を出す必要はないけれど、ブログと同じで、どのようなツイートをしたかで、その人の人格や背景を窺うことができます。悪意のある人はフォローから解除されてしまいます。
UCCのツイッター・プロモーションで大騒動がありましたが、これまでのネット・メディアのような炎上とはちょっと違います。また集団主義の文化、企業や組織の殻から人びとが抜け出してくる可能性もでてきます。

4 既存社会(ネットも含め)の権威が揺らぐ
いまは、社会的な知名度の高い人のフォロワー数の多さが目立ちます。しかしそれは「権威」とは違います。ツイッターは、フォロワー数を競うゲームではないので、むしろ発言内容によっては、矛盾を見抜かれ、逆に権威が揺らいでしまったという事件も起こっています。その傾向はもっと広がってくるものと思います。

5 境界が揺らぐ
ツイッターは関係がゆるやかです。同じ人でもさまざまなことをツイートします。マーケティングに関係する人たちを主にフォローしていても、辿っていくうちにまったく違うカテゴリーの話にさ迷い込んで行くという経験も多く、カテゴリーを越境して行くのです。

まだツイッターはやっていない、mixiとは勝手が違うと敬遠している人も多いかもしれませんが、まずは、ツイッターのサイトから関心のある言葉で検索して、そこででてきたタイムラインを眺め、面白そうと感じた人たちを次々フォローして行くことから始めてはいかがでしょうか。
書き込むのも肩肘を張る必要がありません。「ランチなう」でも、脈絡のない内容でもいいのではないでしょうか。ただし、企業秘密とか、重要なプライバシーに関わること、また人を誹謗する内容は書かないように気をつければ、なにを書きこむのも自由ですからね。

追記:ソーシャルメディアとしては、日本としては「Amebaなう」がスタートしていますが、ネットレイティング社から「Amebaなう」とTwitterの一ヶ月の訪問者数などのデータが発表されました。
詳しくはこちらで。
「Amebaなう」がサービス開始2カ月で100万人を突破

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