2010年01月07日

構造やしくみを見る目が大切になってきます

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時代の風の向きを読み、風を利用するというマーケティングが効かなくなってきているように感じます。なぜならもっと大きな時代の変化が来ており、激流となって渦巻きはじめているからです。

もっとも確実な変化は高齢化です。消費人口の世代構成のバランスが変わってしまったということです。まず、高齢層の消費に対応できないビジネスは厳しくなります。気になるのは、とくに百貨店です。もっと高齢者に焦点をあてればチャンスもあるとおもうのですが、まだまだ部分的な対応に終わっています。
百貨店に限らず、ビジネスを企画し、推進する人たちが若い世代であるために、高齢化した消費者のことがよくわからないということもあるのかもしれません。

第二の変化は、供給側から消費側に市場を動かす主導権が移ってきています。その流れのなかで、ビジネスとしては、リアルな店舗であれ、通販であれ、ネット店舗であれ、主導権が消費者との接点である小売業に移ってきます。
すでに、小売業の多くは、生産や調達、物流、またそれを統合する情報システムに投資する規模をもってきていますが、日本の場合、総合スーパーの構造改革が遅れており、潜在力を活かせていないということがありますが、この流れは必然です。
変革できなければ、小売業のグローバル化も進んできており、海外の流通業に飲み込まれるだけでしょう。
ちなみに、小売業の規模ですが、アメリカでいえば、石油が高騰した一昨年はエクソンに首位を抜かれたとはいえ、全米企業の売上のトップにウォルマートが君臨しています。売上規模はおよそ44兆円で、最終利益が4.5兆円です。日本の小売業はせいぜい5兆円規模で、利益がでるでないというところをですから、いかに規模が大きく、また利益をあげているかがおわかりいただけると思います。そのうち4割程度がPBで、すでにブランドとしても、20兆円弱の売上を持っているということです。
あるいは、もっといえば製造と販売の際がなくなっていくだろうということです。すでにアパレル産業はそうなってきました。

第三の変化は、消費財であっても、産業財であっても、消費が、バリュー消費にもっとむかっていくということです。多くの製品分野が成熟してしまい、とうぜん高い品質がより安く買える状況になってきています。
新しい価値を創造し、新しい市場を生み出すのか。あるいはバリュー消費に応えて、それでも利益のでるビジネスをどのように築くか、いずれかでなければ市場が淘汰していくだろうということです。
鍵は、同業界内での販売シェア、つまりは横のシェアから、市場全体の付加価値、利益で、どれだけのシェアを取ったか、つまり縦のシェアに視点を移すことでしょうか。

時代の変化をできるだけ構造の変化として見る、そのなかでどんなチャンスがどの構造変化のなかにあるのかを探り、どのような製品やサービス、またビジネスのしくみの変革が必要なのかを考える時代になってきています。
ともすれば、新しい商品やサービスだけに目が行きがちですが、ビジネスのしくみ意識してみることをお奨めします。勝ち組企業の勝利の方程式を学ぶなかで、それぞれのビジネスのありかたのヒントがきっと見つかるのではないでしょうか。

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kinkiboy at 12:50│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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