2009年12月02日
「コンクリートから人へ」は誤解を招く不適切な表現
ご意見、ご批判は、こうあって欲しいと言う丁重なメールを頂きました。宮崎県で生コン業を営んでおられる佐藤様からです。
鳩山総理が所信表明で「コンクリートから人へ」という言葉を使ったことが、それは理不尽であり、フェアではないと憤りを感じていらっしゃって、それをブログに書いていらっしゃいます。
しかも、どんどん言葉が一人歩きし、一昨日のエントリー「官僚の人たちのプレゼンテーション力」でも使ってしまいましたが、きっと耐えられないお気持ちになられたのでしょう。
ぜひ生コン業に携わる立場の意見を聞いて欲しい、それについてブログで書いているので読んで欲しいというメールでした。さっそく読ませていただきました。確かに、無批判に使ってしまったことは配慮に欠け、不適切でした。
生コン業界の方からすれば、社会に貢献しているという自負をもって仕事をしている、住宅も、ビルも、工場や店舗、また病院もコンクリートは欠かせない、それに公共工事でコンクリートが占める費用は大きいとはいえず、なぜ公共事業の象徴としてコンクリ−トなのか、なぜコンクリートだけがスケープゴートのように悪者扱いされ、また標的にならなければならないのかと憤りを感じるということですが、もっともです。
日本全体で今年一年間に生コン工場から出荷する生コンの数量の予定は9000万立米〈立法メートル〉、金額に直すと約9000億円です。日本全体でこれぐらいしかないのですよ!ゼネコン最大手の鹿島は売上げ1兆円以上の会社です。生コン工場は全国に約3900工場ありますが、その全体の売上げは、ゼネコン鹿島1社の売上げに達しないのです。また、今の世の中の雰囲気として、なかなかそんな声が届かないというもどかしさをきっとお感じだと思いますので、その点について書いておられるブログのエントリーをご紹介させていただきます。
それに、皆さんの住んでいる家にしろアパートにしろ、その家の基礎の部分は全て生コンのはずです。このお陰で家は何十年ももつのです。
訂正しろ
それはそうと、佐藤社長の会社のホームページの「パワフル&ハートフル 栄高産業社員リレーブログ」は、社員の人たちの肉声が聞こえ、働く人の暖かさを感じるいいアプローチのブログだと感じました。
建設分野も手がけられており、50名近い社員数や、所有クレーンなどの豊富さからいえば、おそらくその業界ではスモールとはいえない規模でしょうが、昨日のエントリー「スモールでもビューティフルなビジネス」の内容と重なるものを感じます。会社の独自性、個性、一貫した姿勢が伝わってきます。
よくコンクリートは、「冷たい」とか「固い」という比喩としても使われますが、なかなかどうして、そんなイメージとは全く違う、温かさや優しさ、また人を大切にしているという会社の理念や文化が背景に感じられるホーム−ジでした。
「有限会社 栄高産業」ホームページ
「パワフル&ハートフル 栄高産業社員リレーブログ」
厳しい時代ですが、ますますのご発展をお祈り申し上げます。
応援クリックよろしくお願いします
簡単導入! ネットで利用する営業支援システム
トラックバックURL
この記事へのコメント
3. Posted by eiko-shu 2009年12月05日 15:28
ブログで取り上げて頂き、ありがとうございました。
勝手なことばかり書いたメールを真剣にとらえてくださり、また当社のHPやブログまで見てくださり、本当にありがとうございました。
今からの経営に何が必要なのか、いつも考えさせられます。全社一丸体制、人材育成、仕組み作り、マーケティング等を構築する一環で、スタッフブログが産まれました。
いつも先生のブログを読ませて頂くばかりでしたが、今回のことはうれしくてたまりません。
今後ともよろしくお願いいたします。
勝手なことばかり書いたメールを真剣にとらえてくださり、また当社のHPやブログまで見てくださり、本当にありがとうございました。
今からの経営に何が必要なのか、いつも考えさせられます。全社一丸体制、人材育成、仕組み作り、マーケティング等を構築する一環で、スタッフブログが産まれました。
いつも先生のブログを読ませて頂くばかりでしたが、今回のことはうれしくてたまりません。
今後ともよろしくお願いいたします。
2. Posted by tako 2009年12月03日 07:19
鳩山総理や民主党の言う「コンクリートから人へ」の言葉で、「コンクリート業界=悪」といった図式が学校などにも広がっているようです。コンクリート業界で働く親(生コン業)を持つ子供がいじめられる原因になったりしているようです。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091127k0000m020025000c.html
http://mainichi.jp/select/biz/news/20091127k0000m020025000c.html
1. Posted by foreach_blog_in_blogs 2009年12月02日 15:22
自分の立場を守りたい、侵す者は許さない。
それは人が持つ当然の感情で、首相の心ない発言に対する憤りは理解できます。
でも、悪者の代表にまつり上げられて憤っていらっしゃるなら、本当の問題点がどこにあるのか、その考察があれば説得力がさらに増したのではないか、そのように思ってしまいました。
わたしも仕事の中で、関与したチームの失敗に関して、総責任者であるかのような叱責を受ける事があります。
心の中で舌打ちすると同時に、「自分はリーダーではないから関係ない」と逃げてはいけないと、自戒する事しきりです。
それは人が持つ当然の感情で、首相の心ない発言に対する憤りは理解できます。
でも、悪者の代表にまつり上げられて憤っていらっしゃるなら、本当の問題点がどこにあるのか、その考察があれば説得力がさらに増したのではないか、そのように思ってしまいました。
わたしも仕事の中で、関与したチームの失敗に関して、総責任者であるかのような叱責を受ける事があります。
心の中で舌打ちすると同時に、「自分はリーダーではないから関係ない」と逃げてはいけないと、自戒する事しきりです。




