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連立合意ができ、これで福島瑞穂さんの入閣が決まりました。満面の笑みでしたが、連立内閣に参画することで、社民党が消滅するリスクがこれまでとは比較にならないほど高まったということが頭の片隅にでもあるのでしょうか。もしあれば、笑みを浮かべている場合ではないし、それこそ共産党と同じように是々非々で協力する程度にしておくべきだったのではないかと感じます。

社民党は、これまではマーケティングでいえば、それなりにニッチな存在として生き延びてきました。政権とは距離をおき、とくに大きな影響力もないかわりに、時の政権にとって都合の悪い部分を暴くことに存在意義があったのですが、状況が一変します。

社民党が持っていた最後のアイデンティティが失われるだけではありません。まずは質問する側から質問される側に立場が変わります。さらに発言に対しての責任や影響の大きさは従来の立場とは比較になりません。

政治の、あるいは政局の渦のなかに身を投じて、弱小政党が生き延びるためには、生き延びるための高度な戦略や知恵が必要になってきますが、そういった厳しい荒波を経験せず、ニッチな領域で自由奔放に生きてきた福島瑞穂さんに、突然器用なことができるとは考えづらいですね。
むしろ、共産党や社会主義政党の歴史にこだわらなければ、共産党と合併した方が生き延びる可能性はあったようにも思います。それができないところに共産党や社民党の限界があったのでしょうが。

これを機に社民党を漸次解党していき民主党に吸収されていくことを考えていらっしゃるのでしょうか。
社民党の行く末は、おそらく、みずからの存在意義や立ち位置を考えなければ、激しい競争が繰り返される市場のなかでどうなるのかを学ぶいいケーススタディになるのではないでしょうか。

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