人気ブログランキングへ

テレビで見ていると、あたかも電気自動車がこれから一般にも普及していく技術だというような報道が目立ちます。確かに官庁需要とか、企業イメージづくりのために企業が一部で採用するということはあるでしょうが、一般に普及するにはハードルが高すぎるのです。
一回当たりに走行できる距離が短すぎる、また電池が高すぎる、充電時間が長すぎるというハンディが大きく、市場化に耐えるレベルには達していません。
ものづくりの技術で活路を見いだそうといっても、鍵となるのは電池であり、電池の性能アップやコストダウンは、半導体のようにはいきません。

タクシーなど公共交通機関への採用は、イニシャルコストに対して補助金などをだせば、電気自動車も普及が進むかも知れませんが、それにしても今度は電池をどう充電するかという問題がでてきます。
正確かどうかはわかりませんが、ネットで調べるとタクシーは一日300km程度走るそうですから、電気自動車で市内走行だと一回の充電でよくて100km程度しか走らず、一回の充電では一日の営業がまかなえません。

そうなると、電池交換を行う基地が必要になってくるはずだと思っていたら、そういったしくみを考えている会社がありました。米国のベンチャー企業ベタープレイスだそうです。
また、日産のゴーンさんは、「ガソリン車と同等の価格を目指す。最大のコスト要因は電池だ。電池はリースにして電気代と合算してガソリン代より安くする」ということですが、電気自動車を現実的なものにするためには、そういった「しくみ」を変えないと無理だということです。
バッテリー交換式電気自動車はEV本格普及の決め手になるか

報道している人たちは、そちらの「しくみ」の革新のほうが電気自動車を普及させるための鍵を握っていることをわかっているのでしょうか。
日本はものづくりだ、技術の革新だというのも結構ですが、気がついてみると、もっと儲かる電池交換のステーションとか、電池をリースするなどの「しくみ」の側が利益を稼いで、最も儲からないものづくりだけに閉じ込められ、途上国のキャッチアップの脅威にも晒され、結局は貧乏くじを引くという繰り返しにもなりかねませんね。

応援クリックお願いします
人気ブログランキングへ

簡単導入!ネットで利用する営業支援システム
アクションコックピット