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「アニメの殿堂」とか「国立漫画喫茶」と揶揄され、またハコモノなのかと批判された「国立メディア芸術総合センター(仮称)」の基本計画がまとまり、文化庁長官に提出されました。
文化庁「国立メディア芸術総合センター(仮称)設立準備委員会」

時の首相が麻生さんであり、マンガ好きとは言え、文化とかクリエイティブな香りがあまりしない内閣から出てきただけに、色眼鏡で見られてもしかたがないのかもしれませんが、基本構想では、さすがに軌道修正をしたのか、既存施設の活用もありだとなっています。それは良いとしても、この基本構想からは、残念ながら、ワクワクと胸躍る魅力とか希望とかが伝わってきません。むしろ理念の裏にちらちら覗いている権威主義が鼻につきます。

この設立準備委員会ですが、第一回の審議が平成21年7月2日、最終の第六回審議が8月21日というスピード審議で、迅速にコトを運ぶことは大いに結構なことですが、ヒアリングしたのが、マンガ家の松本零士氏、映画監督の樋口真嗣氏、多摩美術大学原田教授など6名にとどまっています。数じゃないと言われればそうでしょうが、ヒアリング相手が適切であったのかというと、もっと現場感覚を持っている若手の意見を聞くべきでした。ネットを検索してブログとか投稿記事を読んな、こんな変わり種、こんな辛口を言う人たちの話を聞いてみようと考えないのが官僚の官僚たるゆえんかもしれません。
あるいは、エンターテインメント産業を考えるのならば、少なくとも、任天堂さん、SONYさん、またゲームソフト開発会社の方々からも話を聞くべきでしょう。
あるいは、それこそ、もっとオープンで面白そうなワークショップを重ねてくれば生き生きした構想も生まれてきたのかもしれません。そんなワークショップ運営が得意そうな人はネットのなかにたくさんいると思うのですが。

参考資料としてプレゼンテーション資料が出されていますが、現場の問題点や、なにが課題かということが深掘りされているという感じでもなく、また、なるほど、それは面白いという創造的解決も見あたらず、ハートにサムシングが伝わってくるものが見あたりません。時間不足だったのでしょうか。

確かにコンテンツ・クリエーター、コンテンツ産業を育ていることは日本の重要な成長戦略のひとつでしょう。それが、こんなやっつけ仕事なのかとガッカリします。なにか芯になる哲学や理念、志が感じられないのです。おそらく官僚が主催している限界でしょう。いや、これはあくまで序章であって、次期政権下で、さすが、これはユニークというプランが練り直され出てくるということでしょうか。
戦略が構想できないというなら、まずは文化庁メディア文化祭とかの予算を増やして開催場所を広げるとか、それこそ現場で頑張っている人たちにお金を配ったほうがましかもしれません。
文化庁メディア芸術プラザ


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