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所得が伸びていないどころか減り始めたので、当然食料品や生活必需品への価格にもみなさん敏感になってきます。とくに外食から内食へ消費が移ってきているだけに、主食のコメの価格に対してはなおさらかもしれません。

昨年までは小麦価格が高騰し、パンの価格上昇したことが追い風となり、コメの消費が伸びたのが、今年になって消費が頭打ちとなり、価格にも影響がでてきているようです。とくにコシヒカリなどのブランド米が、特売をかけないと売れなくなってきているとか。
コシヒカリが特売でしか売れない(日経産業)

ブランドであっても、価格を押し下げる圧力が市場で働き始めていることは日々感じるところですが、コシヒカリ、特に新潟産コシヒカリの場合は他のコメと比べて価格差が大きく、買うのをためらい、コメのランクを下げるという心理が働き始めているのでしょう。

コメといえば、近くの百貨店でもやっていますが、地方に行くと道の駅などで、比較的割安な地元産のコメをその場で精米してくれます。試しに買ってみると、これがなかなか美味しい。コメの美味しさは、コシヒカリかどうかというコメの種類や産地もさることながら、、実は鮮度もそうとう影響しているのだと思います。つまり、コメの品質を左右するのは、流通過程にもあるということでしょう。
とくに、コメの偽装問題が起こってから、コメを購入する際にも本当に表示されたコメなのかと不安を感じてしまいます。偽装問題が起こったのも、最終的に品質に責任をもたない中間業者の経路を辿っていたからだと思いますが、主食のコメこそ、生産から流通、販売のプロセスを管理するしくみ、またより安く売れるしくみが必要だと感じます。
ネット販売のように、産地からの直送体制で産地が管理するか、販売の最終責任を負っている小売り業が管理するかのどちらかに主導権が移ることが健全ではないでしょうか。そのほうが価格も下がりそうですからね。
まあしかし、現実はさまざまな障害があって、言うは易く行うは難しということかもしれませんが。


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