2009年06月10日

いよいよ真価が問われはじめるコンビニ

バナー人気ブログランキング

コンビニエンスは、売上高が対前年比プラスがつづき、百貨店をも抜きいて勢いがあります。しかし、その好調さはタスポ効果によるところが大きく、まさに特需があったということです。
グラフをご覧ください。全店では、対前年同月比で昨年3月1.5%、昨年4月2%であったものが、5月には5.8%、7月にはなんと14.0%も伸びています。タスポが導入されたのが5月〜7月で、とくに7月は市場としてもっとも大きい関東圏でタスポが導入された効果がでたということです。
タバコは非食品に含まれおり、非食品の対前年比が大きく伸びていることからも、その効果の大きさがうかがえます。下のグラフを参照してください。

コンビニ売上高対前年比推移
つまり、この4月まではタスポ効果がなかった前年との比較ですが、5月の売上からいよいよタスポ効果のでた昨年との比較になってくるので、数字としては厳しくなってきます。
ざっと計算したところ、タスポ効果は全店売上げの7%前後を押し上げてきたと思われるだけに、おそらく企業によっては対前年割れということも十分にありえる話です。

店舗数を増やすといっても、すでに飽和状態にあり、いかに客数や客単価を増やしていくかということが焦点になってきます。しかし消費者は、価格にシビアになりはじめており、すでに各社のPB強化の動きがあり、またセブンが日用品の価格を下げたり、ローソンが低価格の総菜を売り出したりしはじめていますが、そういった効果がどれだけでてくるかです。
コンビニエンスは、立地の便利さと、情報システムやきめ細かい物流体制に支えられ、回転率の高さが競争力になって、店舗数も売上高も伸びてきましたが、新たな成長エンジンが求められてくるということでしょう。
いずれにしても、今年は、コンビニ各社の真価が問われてくることだけは間違いありません。またコンビニはメーカーにとっても重要な販路となっており、その影響も少なからずでてくるということです。

バナー人気ブログランキング ←よろしくお願いします

簡単導入! ネットで利用する営業支援システム
アクションコックピット

トラックバックURL

この記事へのコメント

3. Posted by 鷹司堂後   2009年06月12日 16:28
なるほど、確かにコンビニの場合、登録販売者を”24時間”置けるのは、パフォーマンスのよい直営店か、家族一丸となって?やっているような店舗くらいですね。

改正薬事法とコンビニやKIOSKとの関係でひとつ分からないのは、今まで置いていた、例えば「液キャベ」みたいなドリンク系胃腸薬(第2類)などが、この改正薬事法によって、逆に登録販売者なしには置けなくなった、ということだと、売上的にはマイナスになってしまうことになるわけですが、それぞれの本部はどう対処しているんでしょうねぇ。
2. Posted by 大西宏   2009年06月11日 11:12
> 対前年同月比でTASPO効果がなくなるものの、1日からの改正薬事法の施行による効果が(登録販売者を置けた店から)徐々に現れてきて、非食品全体の売上としては、むしろ伸びるような気がします。

鷹司堂後さんこんにちは。改正薬事法の効果は少ないと思っています、スーパーやホームセンターなどでは登録販売員の資格をもった人を置くことはできますが、パートやアルバイトに頼っているコンビニでは、対面販売の強化規制をした今回の改正では、医薬品の販売は限定的な店舗に限られると思います。
1. Posted by 鷹司堂後   2009年06月11日 09:48
4 対前年同月比でTASPO効果がなくなるものの、1日からの改正薬事法の施行による効果が(登録販売者を置けた店から)徐々に現れてきて、非食品全体の売上としては、むしろ伸びるような気がします。
5月と6、7月の数字を比べる必要がありますが。

2類、3類は確か点数で薬品全体の9割を占めますし、コンビニの他の商品に比べると、かなり単価も高いため、店によっては、意外と大きな効果が出る可能性を感じます。

しかしながら、「PB薬品(ex.イオン)っていいのか?」との疑問もありです。


もう一つ気になる点とすれば、公取が排除命令を出した、賞味期限切れ直前の食品の値引き販売の件でしょうか。

基本的には、本部からの出荷量が減る方向に影響するため、今後の決着の仕方によっては、その影響が無視できない可能性もあると思います。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔