スターバックスの人気は日本ではまだ健在で4月も、売上高が6.4%増(既存店売上高は1.7%減)でなかなかやるなという感じですが、肝心の米国ではさすがに不況の煽りを受け、この一年ほどじわじわと売上が落ちつづけています。直近の1-3月期には売上高は7.6%減で、77%減益という厳しい決算となったようです。
スターバックス、1-3月期は77%減益・大型キャンペーン開始へ
日本とは状況が若干違うと思いますが、米国では、スターバックスのブランド価値が極端に下がってしまったという調査もあるようです。
Hummer, Starbucks Rated Lowest for Value(ブランド価値で最低にランクされたGMのハマーとスターバックス)
スターバックスが、ビジネスを広げることを急ぐ余り店舗を広げすぎ、ブランドの価値を損ねてしまったのではないかとか、さらに”インスタントでないインスタント”VIAを一部の店から発売をはじめたことなどが、ブランド戦略としては失敗ではないかといろいろ取りざたされていますが、日本でのスターバックス・ディスカバリーズやスターバックス・ダブルショットの展開も、サントリーにとってはよくても、スターバックスにとってはどうかというのはちょっと怪しいようにも感じます。
しかし、アメリカの市場って凄いと思うのは、ダンキンドーナツやマクドナルドが、広告で露骨なスターバックス攻撃をはじめたということです。
価格帯も違い、ポジションも異なると思うのですが、そんな境界線なんか関係ないというばかりに、ダンキンドーナツは比較広告を行っています。かつてのペプシがコカコーラにしかけた比較広告、その後にコカコーラがニューコークを出して大失敗をしてしまった話を思い出してしまいました。
飲み比べて分かった真実。ダンキンはスターバックスに勝った
さらにマクドナルドは、マックカフェで展開していたエスプレッソやカフェラテをマクドナルドの三分の二の店にも導入したそうです。このコラムにあった"Four bucks is dumb(1杯に4ドルはバカだ)" という露骨な看板は、確かめてみると一部の店の暴走だったみたいですが、競争の厳しさを象徴しているようです。
市場の棲み分けなんかない、そんな競争が始まってきている、油断も隙もないということでしょうか。
米国で白熱する、プレミアムコーヒー戦争とスタバいじめ
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