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人気の高い田中義剛さんの『花畑牧場』の生キャラメル。その人気にあやかって、「花畑牧場より直送」と偽って販売した埼玉のスーパーと社員が不正競争防止法で罰金の略式起訴を受けとかいう事件もありました。
このブームに乗って参入してくるところも多く、新千歳空港でも何種類かの生キャラメルが売られていますが、検索するとやはり北海道の手作りをうたっている生キャラメルもたくさん見つかります。
また、北海道に限らず、全国のあちらこちらで生キャラメルが売り出されるようになり、愛知県日進市米野木町の『愛知牧場』の生キャラメルも、今年二月から土日限定で計250箱販売を発売した生キャラメルが、4時間ほどで完売していて、連日フル操業状態だそうです。
愛知牧場の生キャラメル大人気 連日完売、製造フル回転
ちょっぴり辛い生キャラメル 大田原・道の駅がトウガラシ使い開発

『花畑牧場』は商標として成り立っていますが、『生キャラメル』は商標ではないので、ちょっと参入に歯止めが効きそうにありません。花畑牧場が『生キャラメル』も商標として出願中だそうですが、もともと生キャラメルは、北海道のノースプレイン牧場のほうが先に発売していたようだし、これだけ広がってしまうと厳しいのじゃないでしょうか。
ノースプレイン牧場
確か『ラジカセ』はシャープが元祖でしたが、商標登録するまえに、他社や雑誌などで『ラジカセ』という言葉を使われてしまったために商標にならなかったということがあったと記憶しています。

しかし、あまりにも多くの生キャラメルがでてくると、『花畑牧場』ブランドイメージが、かなり生キャラメルでつくられたものだけに、今後ブランド価値をどう守り、また深めていくかという課題がでてきたように思います。

まあスイーツの世界は、ロールケーキとか、バウムクーヘンもいろいろんなところが出していて、それでもブランドになっているところはあるわけですが、マスを追求したブランド戦略なのか、希少性に生きるブランド戦略なのかの選択も迫られてくるのではないでしょうか。

新千歳空港や札幌につづき、大阪にも花畑牧場のカフェをだしたそうですが、花畑牧場がどういう道を歩もうとしているのか、ブランドという視点で、今後とも注視していきたいですね。
生キャラメルで人気の花畑牧場のカフェが大阪初登場!

なんだか二日連続してスイーツの世界の話になってしまいました。

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