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ちょっと書き込む時間的なゆとりがないのですが、一昨日の切り込み隊長の「戦略的馬鹿」というのは読んで思わず吹き出してしまいそうになりました。
戦略的馬鹿

ちょっとしたアイデアでしかないものに「戦略的」とつけて、居丈高にしゃべっている人の姿が目の前にいるように浮かんできたのですが、ということは、そういうタイプの人も数多くの出会いの中にいたというでしょう。

「戦略的」といえば、日本の企業は「戦略的」に動くと言うよりは、技術や製造のイノベーションを起点に、価格、品質の競争を行いながら、市場に適応していくという経営スタイルが長年続けられてきたというのが現実だと思います。あまり「戦略的」ではなく、同業界ならほぼ収益性も横並びだという結果につながっています。
だから技術が成熟し、市場の伸びが止まってくると競争が激化し、価格競争に巻き込まれ、激しい価格下落に苦しむという構図を繰り返してきたということでしょう。またそこから抜け出すという思い切った「戦略的」行動もあまり見られません。

「戦略」の定義付けはともかく、マーケティングでは、市場でのポジショニングを大きく変えるとか、ビジネス・モデルを変え、事業の構造を変えるというのは「戦略的」な行動となってきます。

そう思っていたところに、日経の小さな記事で、昨年に丸善と、書籍流通サービスの図書館流通センター(TRC)を相次ぎ子会社化した大日本印刷が、書店大手のジュンク堂を連結子会社にしたというのがありました。
大日本印刷、ジュンク堂を連結子会社に 書店部門を強化

これなんかは、印刷から書籍の流通、書店経営までを垂直統合し、業界の構造を変えていこうという「戦略的」な動きですね。その先にどのような目標を持っているのかを想像するのもちょっとした知的ゲームになってきます。
戦略は、目に見えないところで案外静かに語られ、静かに進んでいくものといえるかもしれません。


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