ウィスキー

ウィスキーの蒸溜所といえば、サントリーの山崎と白州、ニッカの余市は日本の代表的な蒸溜所。その山崎蒸溜所をひさしぶりに訪れ、さらに、アサヒビール大山崎山荘美術館まで足を伸ばしました。
大正初期から昭和の初期にかけて活躍した船場出身で、加賀証券など、多くの事業を起業した実業家加賀正太郎が、桂川、木津川、宇治川が合流し淀川となる地を望む山崎に、自ら別荘として設計し建てた大山崎荘を美術館にしたものです。

淀川平野

ながらく放置され痛んでいたこの大山崎山荘を、地元の要請に応えて、アサヒビールの当時の社長の樋口廣太郎さんが修復整備を建築家の安藤忠雄さんに依頼し、さらに安藤さん設計の傾斜を利用した「地中の宝石箱」の新館に、アサヒビール社所蔵のクロード・モネの「睡蓮」などのコレクションを納めた美術館です。

アサヒビール大山崎山荘美術館

ニッカウヰスキーの創業者は竹鶴政孝ですが、最初の筆頭株主は加賀正太郎だそうで、ベンチャーのインキュベータの役割も果たしていたのでしょう。またこの加賀正太郎はこの大山崎山荘で蘭の栽培もやっていたといいますから、事業家精神にあふれた人だったようです。

この大山崎山荘そのものも、加賀正太郎の高い美意識が伺える価値のある建築物ですが、そこに飾られたアサヒビール初代社長山本為三郎のコレクションも陶器好きには価値あるモノです。山本為三郎も、加賀正太郎と同様、大阪船場出身の実業家として活躍する傍ら、柳宗悦の提唱した民芸運動の熱心な後援者となり、河井寛次郎、浜田庄司、バーナード・リーチなどとも深く親交をもった文化人でもあったそうです。

この大山崎山荘本館のコレクションも素晴らしいのですが、新館の地下への階段を下り、展示室に入ったとたんに、クロ−ド・モネの「睡蓮」の一連の作品が目に飛び込んできて圧倒されます。京都に足を伸ばされる機会があれば、行ってみる価値は十分にある美術観だと思います。きっと桜のシーズンとか、紅葉のシーズンが見頃ではないでしょうか。
アサヒビール大山崎山荘美術館


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