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アメリカン・ギャングスター [DVD]
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"BrandAutopsy"というブログで面白い記事がありました。一昨年制作され、昨年に日本でも上映された映画「アメリカン・ギャングスター」ででてくる科白(せりふ)がビジネスの教訓にもなるというのです。
The Loudest is the Weakest

日本ならさしずめ、踊る大捜査線で『レインボーブリッジを封鎖せよ』で、青島刑事(織田裕二)が「事件は会議室で起こっているのじゃない!現場で起こっているんだ!」という言葉がビジネスの本質にも通じているのと同じという感じでしょうか。
『踊る大捜査線』はマネジメントのいい教材(過去記事)

残念ながら、映画「アメリカン・ギャングスター」は観ていないのですが、1970年代のニューヨークを舞台に実在した運転手から麻薬王にまで上り詰めた伝説のギャング、フランク・ルーカスの半生を描いたものです。
そのフランクがナイトクラブに行ったときに、派手なスーツを着ている弟(?)に、それは「目立ちすぎるんだよ、警官に逮捕してくれという看板をしょっているいっているみたいなものだ」と注意し、続いて「いいか、良く聞くんだ。この部屋で一番声の大きい奴が、一番弱い奴なんだ」と語るシーンがあるそうです。
“The loudest one in the room is the weakest one in the room.”

ブランドでそのブランドについて人びとが製品やサービスでその会社がどうであり、どんな活動をやっているのではなく、広告が話題になるようになると駄目だというのですがご節ごもっとも。
アメリカでは消費者の78%が、企業は広告で本当のことを言っていないという不信感があるそうですが、日本でも、キャンペーンの仕掛けの過剰とか、なんとか口コミを広げたいとネットで仕掛けているうちに、ネットの口コミは信頼できないということになってしまいかねないという危惧も感じます。

いずれにしても、売れなくなったときに考えるべきは、広告やプロモーションよりは、製品やサービス、あるいはビジネスのあり方やどのようなビジネスのアクションをとるのかという本質を考えないと、市場からの信頼も成果も得られない時代になってきたことだけは確かですね。

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