
AMNの徳力さんから、難しいお願いをされてしまいました。アルファブロガー・アワード投票企画が今年は、2008年に書かれたブログ記事のうち、最も「感心した」「笑った」「泣いた」「勉強になった」「考えさせられた」など、印象に残ったものを1〜3本選んで、推薦してくださいというものです。
記事単位となると、最近使っているGoogle Noteで、ブックマークしたものを探すということになるのですが、こちらは「マーケティング」「メディア」「経済」「ブランド」といった風にタグでカテゴリーに分けているのですが、元の記事が、ブログなのか、あるいはメディアの記事なのかを分類しておらず、ブログ記事と限定されると大変でした。それに3つというのも迷うとかブツブツいいながら、記憶も辿り、選んでみた結果です。
キャズムを超えろ
日本の家電はどうして高機能化一辺倒なのか(北米と比べて)
実際に、とくに携帯やデジタル家電が抱えている課題とかジレンマみたいな舞台裏が書かれているのですが、わかるなあという感じで読ませてもらいました。
だから和蓮和尚さんは、企業を飛び出して、違うアプローチとチャレンジを求められたのでしょう。
ただ、あれじゃないですか。ずいぶん昔から、ドラッカーをはじめ、多くの人がグローバル化が進めば進むほど、ローカル市場の重要性が高まってくるということを指摘していました。日本は日本でいいじゃないのか、問題は北米でのローカルマーケティングに成功していないだけという感じがします。
ガラパゴス化という言葉も流行しましたが、ガラパゴス化というのは決して悪いことではありません。問題は、北米市場というガラパゴス島に日本の企業が適応していないだけじゃないでしょうか。そのあたりはサムスンのほうが適応力がありますね。
Parsleyの「添え物は添え物らしく」
最後まで敵を見誤っていた『読売ウィークリー』
昨年は毎日新聞のwaiai問題とか、日本時間かあちらの時間かということも確かめずに、元次官宅襲撃で、事件6時間前にネット書き込まれていたと言う間違った記事を載せてしまったとか、新聞メディア、特に毎日新聞へのすさまじい批判がネットで展開された一年でした。また雑誌に限らず、新聞も、テレビも、いよいよ経営状況が悪化してきてきいたこともあって、生き延びて行くためにはなんらかの現状からの脱却がもとめられてきていることは間違いありません。
いろいろ既存メディアのあり方に関しての記事がありましたが、Parsleyさんのこの記事が、いま既存メディアの人たちの陥っている間違いを端的に指摘されていたように感じました。
ガ島通信
[本]「明日の広告」に書いていないこと
広告はラブレターということですが、マーケティングもそうだと思います。しかもネットの発展によって、小手先の手法、たとえばブログにやらせで書かせるとか、やらせの行列なんかもすぐに見破られてしまうようになったり、テレビ広告で物量作戦をやっても期待した効果が出ない時代となりました。
本質的な価値を、心に届くメッセージで発信していかないと、次第に通用しなくなってきており、それこそクリエティブが求められてきているのだという直感には激しく同意します。

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