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今は国産車に乗っていますが、かつてアルファロメオに乗っていたことがありました。ある時、そのアルファロメオのエンブレムを盗まれるということがあって、朝、駐車場に行くと、そこにはあったのは、ただの普通の車でしかないアルファロメオでした。車のデザイン要素として、エンブレムの力が大きいことを思い知らされた事件でした。

今時は、よくハリアーとかアリスとでトヨタのエンブレムをレクサスのエンブレムに、あるいはホンダをアキュラに、日産をインフィニティのエンブレムに変えている車を見かけることがありますが、賛否はあるでしょうが、なんとなく気持ちは分かります。
もう十年以上前だと思いますが、若い女性をターゲットとした車で、「マイオリジナルカー」というコンセプトをある自動車メーカーに提案したことがあります。
アクセサリーのバリエーションを広げ、またいくつかのエンブレムから選べるようにして「自分仕様」の車にできるようにしようという企画でしたが、残念ながら採用されませんでした。ちょっと提案のタイミングが早すぎたのかもしれません。
さて、その自動車のエンブレムですが、先日ブログAd Innovator(広告の近未来)で自動車メーカーのロゴタイプの進化を取り上げたブログが紹介されていました。
Car logos evolution
エンブレムを変更するには、時代の背景やその企業になんらかの大きな変化があったからだとは思いますが、ルノーがずいぶん変更してきたことには驚きます。戦車がモチーフという時代もあったのですね。
ルノー

ついでですが、時代の変化を感じるというとリンゴマークのアップルも創業当時はこんなデザインでした。コンピュータというイメージがしませんね。
アップル

さて、自動車産業と言えば、エンブレムの話からはそれますが、現在、アメリカのビッグ3をどう救済されるのかが未だに定まっていませんが、救済を求める経営者が自家用ジェットでやってきたという神経にはさすがに批判が集中しました。

しかし、アメリカ車そのものが、燃費効率や、地球温暖化への社会的な関心が高まるとともに、人気が落ちてきたわけで、いくら資本や資金を注入しても当面はしのげるとしても、根本の解決にはならず、提携による技術導入、開発戦略の見直し、またブランド戦略などの根本的な考え方も変えていかなければ存続は厳しいでしょうね。

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