2008年11月11日

ほのぼのとしたいい話だけど重要なこと

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日経トレンディに、パナソニックが冷蔵庫の幅を5センチ狭めただけで、中国で大ウケし、10倍売れたという記事がありました。実際に中国の家庭に訪問し、またグループインタビューを重ねた市場調査の成果だといいます。
幅を5cm短くした新発想が中国で大ウケ! 冷蔵庫を10倍売ったパナソニック

この記事を見て、若い頃にはそんな地道なことをやっていたことを思い出してしまいました。さまざまな家庭の台所に入り、どんなものが、どのように収納されているかを撮影し、また巻き尺で採寸するということをやっていたのです。
いい勉強になりました。机上で考えるだけでは駄目だということを身をもって学んだわけです。

デジタル家電 - 次の成長エンジンを見つけることが課題では?」に:aka2という方から貴重なコメントをいただいていましたが、もっとユーザーを研究するということが必要だということでしょう。

テレビはAV機器か、家電かで、大きな違いを見せる存在です。
AV機器であれば高画質というキーワードは充分に意味があります。
しかし、家電としてみた場合、高画質よりは誰でも使える安易さが重要になるのではないでしょうか? つまり、スイッチを入れてすぐに出画する快速性や聞き取りやすい音声など。
ですが、こうした点をアピールする製品にはついぞ出会っていません。
つまり、現在のテレビは家電としては技術の成熟を見ないのです。
逆に言えば、当たり前の画質ですら充分に人を満足させられないレベルでしかなく、正直、成熟とはほど遠いと感じざるを得ません。
ひいては多くのデジタル家電のなかで、スイッチポンで誰にでも使えるような、家電として成熟した製品がひとつでもあるでしょうか?
そもそもの方向性を間違えているという印象が強い昨今です。

実際、テレビは、AV機器として、そして昨今ではインターネット接続という流れが進んできたと思うのですが、家電的視点でのテレビの進化という軸はほとんど感じないし、テレビにそんなことを期待していない人も多く、どんどんリモコンが複雑化してくると煩わしいだけということにもなります。
確かに、もっと違うアプローチがあっていいと感じます。テレビに限らず、いろいろ機能を進化させようと、技術開発競争が繰り広げられていますが、どんどんユーザーから離れていってしまっていると感じるものも少なくありません。
消費が高度化した日本では、中国と同じようにはいかないとはいえ、オフィスを離れ、ユーザーを学ぶ、ユーザーともっと対話するということを始めれば、違った発想も生まれてくるのではないでしょうか。

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