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首相の後を追いかけ、取材する記者クラブの人たち。「ぶらさがり」とかいうやつですね。麻生首相が毎夜ホテルのバー通いで、記者から庶民感覚とは違うのではないかという質問に麻生首相が切れ、
「(中略)例えば安いとこ行ったとしますよ。周りに30人からの新聞記者がいる。警察官もいる。営業妨害と言われたら何て答える? 新聞社として私たちの権利ですって、ずっと立って店の妨害をして平気ですか? 今聞いてんだよ。答えろ」と記者にまくしたてたというのですが。
麻生首相「ホテルのバーは安全で安い」

ホテルのバーが安いことは確かに事実です。それにぞろぞろと記者がついて回ると他のお客さまの迷惑になることはいうまでもありません。想像するにまことに異様な光景です。

確かに麻生首相がおっしゃることにも一理はあるのですが、一国の首相が訪問するとなると、警備の人たちが大勢つきます。バーそのものが安くとも、そちらのほうの経費はどうなっているのかと思うと、決して安くついているということではないでしょう。それに記者がいなくとも、警備の人たちが回りを固めていることだって他のお客さまにとっても迷惑な話です。

それが麻生首相のスタイルだそうですが、これだけ先行きに人びとが不安を持ち、政治がなにをしてくれるのかというのを半ば諦めながらも注視しているこの時期に、毎日バー通いでは、庶民感情として受け入れがたいのではないでしょうか。女性からの反発は避けられないでしょうね。それになんのために首相官邸があるのかということにもなってきます。

記者の人たちが、首相にぞろぞろとがついてまわるのというのも本当に必要があるのかも疑問です。人びとが望んでいるのは首相の私的な一挙手一投足ではなく、どのような政策を進めようとしているかのはずです。麻生首相も、報道官としての役割を担う官房長官がいるのですから、なにか子供のケンカみたいなことをやってないで、マスコミとのもたれ合いをやめ、記者が追いかけ回す「ぶらさがり」を廃止すればいいのです。
なんやかんや言っても、麻生首相の手腕に期待する人も多いはずで、一国の首相として、リーダーシップに不信感を持たれるような行動、また言動はぜひとも謹んでもらいたいし、またマスコミも、つまらない質問をしていないで、まるでなにかに憑かれたように、悲観的な論調や口調で不安を煽るという体質を見直してもらいたいものです。喧嘩両成敗ではありませんが、どっちもどっちという印象を受けてしまいました。

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