バナー

日本でもGoogleストリートビューがデビューしましたが、プライバシーの侵害を懸念する声が多く、ネットの世界も騒然とした感がありました。確かに「Geekなページ」さんのご指摘のように、自発的に何かをしなくて、突然自宅や、自分自身が当事者になってしまうという戸惑いや不安があるのでしょう。Google検索も、自発的になにもしなくともロボットでリストに入っていくのですが、ロボット検索は知識さえあれば拒絶もできるし、またブログは、何を公開するのかは自ら選択できるし、ハンドルネームを使うこともできるので、検索とは違うということはいえるかもしれません。
Googleストリートビューは「悪の帝国」への入り口?


しかし、それも長く続かず次第に沈静化してきたように思います。テクララティの検索によるブログの記事数の推移にも顕著にでています。

過去30日間に書かれた、ストリートビューを含む日本語のブログ記事
テクノラティ グラフ: キーワード「ストリートビュー」に関するグラフ

久しぶりにブログ「OnOff and Beoynd」で日米の住宅事情の違いが、Googleストリートビューの印象差の原因となっているというエントリーがありましたが、距離感の差を生んだしまった背景として、人びとの豊かさよりは経済効率を求め、大都市部への異常な集中化に歯止めが効かなかったとか、ストックとしての住環境が整わないままに経済生長が止まってしまった日本の特殊性のほうが気になるところです。
Googleストリートビューに思う日米の距離感の差

ストリートビューの話題にならなくなってきたのは、結局は、ストリートビューという試みは面白いしGoogleの技術力や、どのような情報をも整理していこうという執念みたいなものを感じるにしても、それほど利用頻度が高いサービスでないということがあるのかもしれません。
さらにライブ画像だと監視されているという不気味さがありますが、ライブ画像ではないこともあるように思えます。事務所の前で引っ越し作業が行われているところが写っていましたが、4月頃に撮った画像でした。

深刻な問題が起こってくるとすれば、これからなのかもしれませんが、インパクトは大きいにしても、利用者にとってはそれほど魅力のあるサービスではなかったということだと思えます。

バナー←クリックありがとうございます。よろしくお願いします