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最近のロゴタイプデザインについては、ドコモだけでなく、どうもデザインの質が下がりってしまった感がありますが、ドコモ創業時に、CIを全面的にコンサルティングしたPAOSの代表である中西元男さんが、ドコモデザインについてブログで触れていらっしゃいます。ドコモの社員の方々にもぜひ見ていただきたいエントリーだと感じます。
DoCoMoどうした?

そのなかで、「マックが出てきてデザインがマックになってしまった」というイギリスの有名デザイナーから聞かされたという言葉を引用されていました。言い得て妙だと感じます。
これは、パソコンのマッキントッシュの出現で、デザインがマクドナルドになってしまった、つまり、そこそこ食べられるが特別上等ではないデザインが氾濫する時代になってしまった、ということを意味するユーモラスなたとえです。確かに最近のロゴタイプデザインの美的品質の低さや造詣的にダル(鈍い、切れのない)なデザインの多出には、専門家として困惑してしまうようなものが沢山あると言えます。プロジェクトの関係者の中に「目の人」と呼べる人が存在していないのだなぁとも思います。これはまさに文化度の問題でしょう。
デザインの問題だけでなく、日本のなかで経営の退廃が起こっているのではないかと危惧を感じことも起こっています。ドコモの場合も、ロゴタイプ変更に関しての情緒的な言葉は羅列されているのですが、チャレンジし進もうとする新しい領域も、どのようなビジネスモデルの進化をはかろうとしているのかというメッセージはほとんど読み取れません。

ロゴタイプの話ではありませんが、レクサスの失敗は、「安くていい製品」というイメージポジションで勝ってきたトヨタが、その延長線上でしか新ブランドのポジションを描けず、BMWやメルセデスと違う新しい次元の世界、また新しい体験の提案もないままに展開してしまった戦略の問題だと思いますが、失敗すると被害にあうのは、契約解除される派遣社員です。人間も部品と同じようにジャスト・イン・タイムという社会のシステムができあがっているとしても、経営の範ともなるべきトヨタとしては、もうすこし異なる選択肢がなかったものかと感じてしまいます。
トヨタ九州:派遣800人の契約解除…北米市場販売不振で


デザインについては、質の悪いデザインのことをやはり有名なイギリスのデザイナーが「それはアメリカンだ」と言っていましたが、日本の大企業も販売量も大きい北米市場偏重でやっているうちに経営マインドも「アメリカン」になってしまったのでしょうか。

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