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NTTドコモのロゴタイプ変更については、デザインについても、ステートメント、広告内容などについても辛口の評価を書きましたが、いつ店舗の看板が変わるのか、店舗がどう変わるのかと関心を持っていました。しかし、気のついた範囲では元のロゴタイプが使われたままになっています。
ホームページも、従来のロゴタイプが使用されており、新しいロゴタイプが登場するのは、テレビCMとホームページの深いところに潜り込んでしまったANSWER FACTORYぐらいです。

あれっ、変だなと思って、再度ロゴタイプ変更のニュースリリースを見ると、新ロゴタイプへの変更は、2008年7月1日(火曜)からなんだそうです。紛らわしいですね。

おそらく新製品を発表するタイミングとずれたために、広告は新ロゴタイプで展開しているということでしょう。しかし、なにかロゴタイプ変更のインパクトをを損ねているような感じがします。いずれにしても、こんな風にロゴタイプを二重に展開するというのは、これまでのCIのさまざまな事例でも記憶にありません。

ロゴタイプ変更によって発生する費用は、店舗の多いNTTドコモの規模だと、最低でも数十億円はかかるのではないかと思いますが、投資効果が薄れてしまうのではないでしょうか。もっと鮮やかにやれなかったのかと言う気がしますが、どちらかというと現在のユーザーの「囲い込み」による「守り」の経営に転換するということで、マイペースでやればよい、急ぐことはないということでしょうか。

かつては、CMの好感度でダントツだったNTTドコモですが、このところはソフトバンクのCMの好感度と拮抗する状態となっており、CM総合研究所が発表した、平成19年度のCMタレント好感度ランキングでは、ソフトバンク「ホワイト家族24シリーズ」の広告に登場する「白戸(ホワイト)家」の人たちが上位を占めました。とくに“予想GUY”の黒人俳優ダンテ・カーバーさんが、8連覇中のキムタクを抜いてトップになったことは、ソフトバンクの勢いを象徴しているようにも感じます。
“予想GUY”がキムタク押しのけトップ CMタレント好感度


もちろんお客さまの声を聞くというANSEWERの姿勢は、すばらしいことだと思いますが、ちょっとブランディングで躓いているという印象が拭えません。それとも2008年7月1日以降に、あっと驚くキャンペーンが待っているということでしょうか。楽しみです。

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