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昨日の朝日の記事によると、「伊藤園が九州各地で展開する茶葉の育成事業に、土木・建設業者の参入が相次いでいる」そうです。公共事業の受注が減り、次の活路を見いだしたい建設会社と、規模の拡大や機械化で栽培コストを削減したい伊藤園のニーズが一致したということらしい。面白い取り合わせだし、健全な感じがします。お〜いお茶、潤う建設業 公共工事減って人材や重機活用

グラフただ、この記事で、緑茶市場が急成長して、大量の茶葉を安定的に確保するための対策が急務になっているとありますが、緑茶飲料の市場規模のグラフを見ると、05年をピークに、頭打ちになっており、茶葉の確保が急務なのか、コストダウンが急務なのかはちょっと疑わしい感じになっています。ペットボトルの価格は上がり、ガソリン急騰で物流費も無理が生じているご時世を考えると後者のほうかなという気がします。

農業と建設会社の組み合わせということでは、新潟県の魚沼で、伝統的な「はざかけ米」とか氷室で保存し鮮度を保った米を栽培していたのも建設会社でした。建設会社と農業はよくマッチングしているのかもしれません。徹底した規制緩和を行い、農業への異業種参入促進を図ればいいですね。


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