販売台数で、トヨタがGMを抜いたとか、いや抜いていなかったとかの報道が流れていましたが、トヨタが国内では販売が落ちたものの世界では勢いづいていることと、GMが不調だということは事実であり、今年中には、売上高、販売台数ともにトヨタがGMを抜くことは確実だと思います。おそらくガソリンの高騰もトヨタにとっては追い風になっているのではないでしょうか。
一方のGMは、サブプライム問題の影響で金融子会社に損失がでたこともあり、昨年の第4・四半期決算が7億2200万ドル赤字となり、ニューヨークの中心地マンハッタンの目抜き通りにあるオフィスビル、通称「GMビル」を30億ドルで売却する見通しだといいます。
そんなさなかに、副会長Robert Lutz氏が、地球温暖化は「まったくのたわ言」と発言し、ウェブ上で大きな波紋を呼んでいるという記事がCnetにでていました。同氏は個人的見解だと釈明しているそうですが、経営上層部の発言としてはKY(空気読めない)としか言いようがありません。
>>「地球温暖化はたわ言」--GM副会長の発言に消費者から怒りの声

また2012年までにGMは米国で半分をエタノール車にする計画だそうですが、そうだとすると、ただでさえ食料と競合しはじめ、穀物の高騰が起こっているだけに果たしてどうなのかと疑問に感じます。世界の水使用量は急増してきており、水資源の危機といわれているだけに、エタノール燃料の需要が増えるとそちらの影響も気になるところです。

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【今日の一枚】立つ跡を濁さずといいますが、足跡はくっきり残していました。
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