2008年01月16日

テレビとPCは競合するのか

Cnetの「インターネット利用とテレビ視聴は競合する!」という記事タイトルが気になって読んでみると、株式会社オプト 代表取締役CEOでコンサルタントの海老根智仁さんの記事で、日経リサーチが昨年行った「テレビ・新聞・パソコンの利用時間帯」に関する調査結果についての紹介をもとに、「競合」しているようで、実際は「共存」しているというタイトルとは全く逆の内容でした。
>>インターネット利用とテレビ視聴は競合する!

日経

出典:日経リサーチ データシグナル

グラフは、そちらの記事でも軽視されているグラフですが、「テレビ」「パソコン」ともに利用のピークを迎える21時台の利用状況です。「テレビ」「パソコン」「新聞」を見る人の割合を「ながら族」の重なりもあわせて示されています。「テレビ」だけという人が30.3%、「パソコン」だけという人が17.4%で、、「テレビ」「パソコン」をいずれも利用しているのは「ながら族」が35.4%でもっとも多いという結果を受けてのものです。

その時間に家にいることは少ないですが、家に帰るとテレビの前のソファーで、ラップトップのPCでインターネットを見るので、この最も多い「ながら族」のパターンだなと思いますが、調査結果、データというのは、視点によって全く違う解釈ができるという典型的なケースなのでご紹介しようと思います

確かに、テレビ業界にいる人にとっては、インターネットの脅威といってもテレビもしっかり利用されているじゃないかという見方になるでしょうし、脅威と言うよりは棲み分けだと考えるでしょう。また広告業界やプロモーションを提案する側の業界にとっては、テレビCMはインターネットの利用が増えても見られます。むしろテレビとインターネットの連動をはかることで御社のCMの注目率はもっと上がりますといいたいでしょう。確かに短期的な視野で見るとその通りです。「共存」しているのですから。もっと頑張ってCM売ってこいということになります。

しかし製品開発や、今後のメディアの動向を長期的に考えると、恐らくカンのいいテレビ業界の人なら冷や汗の出るデータです。「ながら族」が多いと言うことは、どちらかがメインになっているはずで、インターネットに集中しているときは、テレビは、電源は入っているものの見られていないということになります。そして、しっかり見たい番組というのはどんどん減ってきていますから「テレビ」は耳だけで聞いていて、面白そうなときだけ見るという人が案外多いのではないでしょうか。つまりテレビは主食からつまみ食いするお菓子になってしまっている可能性が極めて高く、CMの実際の効果などはもっと落ちてくる危険性があるということです。

つまりコンテンツによる選択の時代になったと見ることができます。これはたとえば、インターネット対応のテレビが普及すると、テレビは電源が入っているけれど、そこで見ているのはYouToubeの動画である可能性すらでてくるということです。

ハードが利用されているから、コンテンツも、つまり番組も見られているとあ限らないし、見られ方も違ってきているということでしょう。「ながら族」が主流の時代にテレビがインターネットと接続される日は刻々と近づいてきています。アップルのオンライン映画レンタルで借りて、テレビで見る日もそう遠くはないのではないかと思えます。
(参考)
■松下とGoogle提携はパンドラの箱を開けるか?
■CNET Japan オンラインパネルディスカッション「ビエラでYouTube、テレビ視聴に変化?」
■米アップル、オンライン映画レンタル開始と超薄型ノートPCを発表

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大西 宏のマーケティング・エッセンス テレビとPCは競合するのか 引用 ------ 恐らくカンのいいテレビ業界の人なら冷や汗の出るデータです。「ながら族」が多いと言うことは、どちらかがメインになっているはずで、インターネットに集中しているときは、テレビは、...
2. [次世代ウェブ] 今はテレビはBGM。ならば、未来は?  [ Newborn Baby! たった今、うまれました。 ]   2008年01月17日 01:24
CNET JAPANで面白い記事がありました。 インターネット利用とテレビ視聴は競合する!:コラム - CNET Japan 出典:日経リサーチ データシグナル 「平日のテレビ・パソコンの利用時間帯のピークは共に21時台」調査結果記事より ながら視聴でテレビはBGM 時間ごとのメディア

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