2007年10月23日
スポーツを消費するTBS
亀田問題で、「視聴者や関係者の皆さまからさまざまなご指摘をいただいておりますので、これを真摯に受け止め、今後の番組作りに生かしていきたいと考えております」(サンスポ記事)と反省のコメントは出したものの、また朝青龍問題で、高砂親方もうかつだったとはいえ、まさか「落ち着いてからの」取材という文言で、モンゴルまででかけて取材し、後になって、申請した取材の期間を見てみろ、ちゃんと申請したじゃないかというのは、もはやTBSはまともな市民企業とはいえなくなっているということです。さらに対談相手がエンターテイナーでしかない細木数子氏ですから呆れてものが言えません。
TBSが、怖いもの見たさを煽るような、あるいは親子の姿を美化して「亀田劇場」を演出し、それでスポーツのコンテンツ価値を高める意図は、見事に歪んだ亀田家の姿とか、大毅選手の力のなさなどの正体が暴かれ、一挙に崩れてしまいました。
朝青龍問題も、結局は、それで目先の視聴率を取れればいいということで、細木氏をつかって謹慎期間の姿をもエンターテイメント化しようと走って、相撲界、さらにスポーツの世界にどう影響をおよぼすかをまったく考えていません。
こういうのを未然に防ぐのが、本当の意味でのコンプライアンスというものじゃないですか。マニュアルをつくって、法を「遵守」し、「違反」しなければいいという硬直したいいかげんなコンプライアンスに対する考えがあるのかもしれません。本来の精神である市民社会への適合がまったくできていません。
公的なメディアが商業主義の視点だけに偏り、スポーツを消費し始めた状況はほんとうに危うい事態です。TBSの経営幹部の皆さまには、そうやってスポーツを消費し、衰退させていくことが本当にどうなのかを真摯に考えてもらいたいものです。
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TBSが、怖いもの見たさを煽るような、あるいは親子の姿を美化して「亀田劇場」を演出し、それでスポーツのコンテンツ価値を高める意図は、見事に歪んだ亀田家の姿とか、大毅選手の力のなさなどの正体が暴かれ、一挙に崩れてしまいました。
朝青龍問題も、結局は、それで目先の視聴率を取れればいいということで、細木氏をつかって謹慎期間の姿をもエンターテイメント化しようと走って、相撲界、さらにスポーツの世界にどう影響をおよぼすかをまったく考えていません。
こういうのを未然に防ぐのが、本当の意味でのコンプライアンスというものじゃないですか。マニュアルをつくって、法を「遵守」し、「違反」しなければいいという硬直したいいかげんなコンプライアンスに対する考えがあるのかもしれません。本来の精神である市民社会への適合がまったくできていません。
公的なメディアが商業主義の視点だけに偏り、スポーツを消費し始めた状況はほんとうに危うい事態です。TBSの経営幹部の皆さまには、そうやってスポーツを消費し、衰退させていくことが本当にどうなのかを真摯に考えてもらいたいものです。
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この記事へのコメント
1. Posted by
小島愛一郎
2007年10月23日 14:22
コメントでは少々、ご無沙汰しております。
今回のエントリ、非常にすんなりと心の中に入り込みました。
テレビなので目先のことを考えてしまう業界なのかもしれませんが、スポーツは目先だけで考えてもらうと、歪みが生じますね。その結果が、様々な問題と発展しているのですが、どうも業界の方は十分に把握、認識されていないようですね。
いずれにせよ、スポーツが消費どころか浪費されてしまうことだけは避けたいですね。子供たちの夢を壊さないためにも、そして懸命に努力されているスポーツ選手の方々のためにも。
今回のエントリ、非常にすんなりと心の中に入り込みました。
テレビなので目先のことを考えてしまう業界なのかもしれませんが、スポーツは目先だけで考えてもらうと、歪みが生じますね。その結果が、様々な問題と発展しているのですが、どうも業界の方は十分に把握、認識されていないようですね。
いずれにせよ、スポーツが消費どころか浪費されてしまうことだけは避けたいですね。子供たちの夢を壊さないためにも、そして懸命に努力されているスポーツ選手の方々のためにも。
2. Posted by
kasahara
2007年10月23日 18:16
TBSがスポーツやアスリートの人生を食い散らかして消費し始めたのは、「筋肉番付」の成功がきっかけじゃないだろうか。その後「サスケ」「東京フレンドパーク」といった番組でゲストに呼んだアスリートに彼等の競技人生を左右しかねないような怪我を誘発する危険性のあるゲームや競争で、彼等の肉体をもてあそぶ番組作りは苦々しく思ってきた。
最近のTBSのスポーツ関連の醜態は起こるべくして起こっていると思う。
最近のTBSのスポーツ関連の醜態は起こるべくして起こっていると思う。


