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西オーストラリア州のパース空港に着いたのは、23時50分と遅かったのですが、空港は人で混み、迎えに来てくれた人も駐車場が満車状態だったそうです。
西オーストラリアに訪れる日本人観光客は決して多いとはいえず、州都パースにしてもなじみのない人が多いと思いますが、一度訪れた人には人気が高いといいます。それに日本がバブルだったころ、定年後はパースに住むのが最高ということもいわれたことがありました。
さて、パースはいたるところでクレーンが聳え、建築工事をやっています。パース郊外に出かけると、あっちもこっちも宅地開発が真っ盛りで、バブルじゃないかと感じてしまいます。写真の住宅は、パースから70キロほど離れたマンジュラのなかの高級住宅街ですが、裏に桟橋がありヨットやボートが係留できます。豊かですね。
西オーストラリアは、資源が豊富で、ウランや天然ガス、また鉄鉱石などを産出するため、もともと豊かな地域なのですが、それがこのところの資源価格の高騰で、さらに経済が過熱しはじめているようです。求人も逼迫しており、日本から行ってもい就職口を見つけることができるかもしれません。
それに驚くのは物価の高さです。やはり今年に入って物価が上昇しはじめたそうですが、逆に言えば、円が弱すぎるのか、日本がいまだにデフレ経済のなかにいるのか、なんだか貧乏くさい気分になってしまいます。オーストラリアの牛肉は安く「売られ」ていますが、やがて現地よりも日本の方が安く、オーストラリアの牧場が日本には売らないということだってあるかもしれません。
その西オーストラリアも、光の部分だけでなく、陰もあるようです。干ばつで穀物が育たず、季節の始めに契約した分を穀物業者に納めることができず、借金して返済したり、困って農地を売ってしまう農家も続出しているそうです。

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