環境にしても、福祉にしても、政府の力だけでは解決できない課題がたくさんあります。そういった課題の解決のために、ボランティアやNPOなどの市民パワーによる活動が重要になってきていることはいうまでもありませんが、第三の道として、それをビジネスとしてやっていこうというのが「社会企業」です。
起業することに重点を置くと「社会起業家」とも言われていますが、そちらのほうがよく使われているかもしれません。
「ビジネスを社会変革の力に」を理念に事業を創造し成功したボディショップのアニータ・ロディックさんは、その先駆けのひとりでしょう。アニータ・ロディックさんが亡くなられてボディショップはロレアルに買収されましたが、成功した社会企業を買収するのもトレンドとなっているようです。社会的共感で支えられたビジネスには魅力も価値もあるということでしょう。
日本でもそんな社会企業は存在します。以前、住宅の分野で活躍する北海道の藤田工務店さんを取り上げました。大量に殺虫剤が使われている輸入木材の利用が増えるにつれ、シックハウス症候群が問題になってきますが、藤田工務店さんは間伐材を利用する技術を確立し、低コストで安全な住宅作りの事業を展開されており、その後も事業が順調に伸びているそうです。
>>森との共生のしくみで成功したベンチャー工務店
いま、食品の世界では、生産性を重視するあまりに、さまざまな添加物の利用、また農薬や畜産での抗生物質や成長ホルモンなどの利用によって「食の安全」がぐらついてきています。
そんな分野で起業し、食の安全を求めてビジネスを展開されているのがアイ・エフトレーディングの岸本社長です。岸本社長とは、レストランを経営している友人を通じて出会い、意気投合しました。
「生産者が自分の家族や子供達に安心して食べさせられる事の出来る牛肉」という理念で、たんにトレーサビリティを追求するだけでなく、遺伝子組み換え飼料をつかわない、成長ホルモンや抗生物質をつかわないなど、飼育の安全性まで追求していらっしゃる社会企業家のおひとりです。
>>アイ・エフトレーディング
岸本社長にお目にかかるまでは、恥ずかしい話ですが、輸入牛肉というと和牛より味が劣るという思いこみがありました。しかし実際には高級レストランでも使われており、いただくと確かに美味しいのです。
この前は、和食ではどうなのかと、オフィスですき焼きをみんなでいただいたのですが、本当に美味しく、みなさんの食が進んで大変でした。いずれ、ブログを読んでいただいている皆さまからご応募いただいて、ささやかでも試食していただける機会づくりができればと思っています。
先日、契約牧場主であるメキシコのロベルトさんが来日されお目にかかりましたが、いよいよ、本日から、西オーストラリアの牧場へ視察と取材をかねて岸本社長ともども出かけてきます。百聞は一見にしかずですからね。
また現地からの報告も可能かと思いますが、インターネット環境だけが心配です。
では行って参ります。
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起業することに重点を置くと「社会起業家」とも言われていますが、そちらのほうがよく使われているかもしれません。
「ビジネスを社会変革の力に」を理念に事業を創造し成功したボディショップのアニータ・ロディックさんは、その先駆けのひとりでしょう。アニータ・ロディックさんが亡くなられてボディショップはロレアルに買収されましたが、成功した社会企業を買収するのもトレンドとなっているようです。社会的共感で支えられたビジネスには魅力も価値もあるということでしょう。
日本でもそんな社会企業は存在します。以前、住宅の分野で活躍する北海道の藤田工務店さんを取り上げました。大量に殺虫剤が使われている輸入木材の利用が増えるにつれ、シックハウス症候群が問題になってきますが、藤田工務店さんは間伐材を利用する技術を確立し、低コストで安全な住宅作りの事業を展開されており、その後も事業が順調に伸びているそうです。
>>森との共生のしくみで成功したベンチャー工務店
いま、食品の世界では、生産性を重視するあまりに、さまざまな添加物の利用、また農薬や畜産での抗生物質や成長ホルモンなどの利用によって「食の安全」がぐらついてきています。
そんな分野で起業し、食の安全を求めてビジネスを展開されているのがアイ・エフトレーディングの岸本社長です。岸本社長とは、レストランを経営している友人を通じて出会い、意気投合しました。
「生産者が自分の家族や子供達に安心して食べさせられる事の出来る牛肉」という理念で、たんにトレーサビリティを追求するだけでなく、遺伝子組み換え飼料をつかわない、成長ホルモンや抗生物質をつかわないなど、飼育の安全性まで追求していらっしゃる社会企業家のおひとりです。
>>アイ・エフトレーディング
岸本社長にお目にかかるまでは、恥ずかしい話ですが、輸入牛肉というと和牛より味が劣るという思いこみがありました。しかし実際には高級レストランでも使われており、いただくと確かに美味しいのです。
この前は、和食ではどうなのかと、オフィスですき焼きをみんなでいただいたのですが、本当に美味しく、みなさんの食が進んで大変でした。いずれ、ブログを読んでいただいている皆さまからご応募いただいて、ささやかでも試食していただける機会づくりができればと思っています。
先日、契約牧場主であるメキシコのロベルトさんが来日されお目にかかりましたが、いよいよ、本日から、西オーストラリアの牧場へ視察と取材をかねて岸本社長ともども出かけてきます。百聞は一見にしかずですからね。
また現地からの報告も可能かと思いますが、インターネット環境だけが心配です。
では行って参ります。

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食に関わる人間として、
さらには来年、父となる一人の人間として
興味深く拝見させていただきました。
安全な食を得るためにはどえらい金が
かかる世の中になってしまいました。
(または自分で作るしかないですもんね)
しかし、この問題は生産者だけに責任があるわけではない
(人口増加やキレイなものだけを求める消費者など)
ので、地球温暖化対策と同じように
世界規模で対策を練らなくてはいけないんでしょうね。
まずは自分に出来る事として
家族に安全な食事(贅沢ではなく)を出せるよう
一所懸命稼ぎたいと思います^^