IBMがオフィスソフトを無償で提供するという発表がありましたが、今回IBMが提供するのはOpenOffice.orgをベースとしたバージョンであり、またIBMからOpenOffice.orgに35名のプログラマーを派遣するというこれまでと違った動きです。
>>The New  York Times

さらにGoogleドキュメントでも、まだまだ機能的には簡単なことしかできませんが、PowerPointのようにスライドのプレゼンテーションを作成できる機能が追加されました。
またマイクロソフトOfficeと操作性や機能がそっくり、しかもマイクロソフトOfficeと互換性もあるという中国発の
「キングOffice2007」のような製品も登場してきています。使用感もなかなかのものらしいですね。
ネットのオンラインソフト、また無料ソフトからじわじわとマイクロソフトOffice包囲網ができてきました。

オフィスソフト市場は今のところ、マイクロソフトの独占状態です。マイクロソフトは、ネットビジネスからの収益がほとんどなく、マイクロソフトOfficeは、収益の大きな柱のひとつであり、しかもOSほどは大きな開発投資も不要で、どんどん収益がとれる「金のなる木」となっています。さらにOUTLOOKを使うためには、エクスチェンジ・サーバー導入が必要でそちらのサーバーソフトも売れるという美味しいビジネスになっています。

しかし、そろそろオフィスソフトも成熟し始めてきました。「使い慣れている」ということぐらいしかOfficeに優位性がなくなってきて、バージョンアップしても、機能が向上するメリットよりも互換性が失われるデメリットの方が大きいと感じるユーザーが増え始めていることも否定できません。

グーグルは、オンラインを使い、同時に共同作業もできる、さらにネットで資料がシェアできるという技術革新ですが、さら格安、無料化という価格破壊の波が独占企業に襲うとどうなっていくのでしょうか。「使い慣れている」という神話が消えたときに、一挙にビジネス・モデルも崩れていくような気がしてなりません。いずれにしても、マイクロソフトOfficeは高額であり、IE対FIREFOXの競争よりは厳しくなりそうです。

バナー←いつもクリックありがとうございます