舛添さんの入閣効果で支持率がアップした安倍内閣ですが、改造からたった一週間で遠藤農相が辞任に追い込まれ、坂本外務政務官も辞任、さらに玉沢徳一郎元農相が離党届、林参院議員が議員辞職と大変な状態になってきました。「政治とカネ問題」がインフルエンザのように広がって終息しません。

さらに追い打ちをかけるように、読売新聞の調べで「鴨下環境相の資金管理団体が8年間にわたり、政治資金収支報告書に1000万円と記載し続けてきた借入金が、借入時の収支報告書では200万円しか記載されていなかったことがわかった」といいます。差額の800万円がどうなったのかの説明ができない状態で、こちらも進退問題になりかねません。

>>鴨下環境相、資金団体「借入金800万円」説明できず

もう歯止めが効かない状態。まさにメルトダウンの状態で、安倍内閣が再び大きく揺らぎ始めました。このままでは政権が機能しそうにありません。権力の空白状態が続くことが避けられなくなってしまいました。

そういえば先週のサンデープロジェクトで、アフガンでのテロ掃討作戦の一環として自衛隊が行っている給油活動が、米海軍のホームページでは、実はほとんどイラク作戦の艦船への給油だと発表していることを明らかにしていました。
それに関して質問された石原政調会長が、よくわからないので確かめるといえばいいところを、アフガンとイラクは分離できないといった説明をしてしまっていました。政調会長としてはどうでしょうか。テロ特措法が問題になっているのに軽率すぎるように感じます。自ら火種を撒いたということになりかねません。

さらに安倍さんのブレーンの一人と言われる評論家岡崎さんがタケシの番組で「国民のためか、国家のためかのいずれかだけれど、国民なんてどうでもよく、国家のためにやればいい」、さらに「国会にかけなくとも、政府がやれることがある」といった趣旨の物騒な発言があり、こちらも迷走ぎみ。なんだかあっちこっちで怪しい雰囲気になってきました。

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