薄型液晶テレビは、世界的には韓国のサムスンが勢いがよく、日本のメーカーが追い抜かれてしまっただと思っていたら、なんとアメリカのVIZIOというこれまで聞いたことのないブランドが本年に入って急伸してきており、北米市場で第二四半期にトップに躍り出たという記事がありました。
>>第2四半期の北米液晶テレビ市場--シェアトップは新興のVizio
(CNET記事ですがVISIOとなっているのはVIZIOの誤り)

2005年に設立されたファブレス、つまり工場を持たないテレビ専業メーカーで、台湾に生産委託して、42インチHDテレビが999.99ドルという徹底的な低価格競争をしかけ伸びてきたようです。
「安いと機能や品質が悪い」という常識を破って、「安くても機能や品質がよい」という競争戦略は、日本が生んで、やがて韓国メーカーが同じ土俵に参加し、またそこに中国も加わるというアジア型産業とでもいうべき勢力が広がってきたわけですが、その日本や韓国メーカーもびっくりの常識破りをやって成功事例がでてきたことは、このアジア型産業にとって相当の脅威となってきそうです。その割を食ったのがソニーのようで、第二四半期に最も大きく順位を落とし、北米市場では3位から6位に転落したようです。北米を中心に建て直しが進んできたSONYにも、また新たな試練が襲ってきたのかもしれません。
>>VIZIOのホームページ
>>999米ドルの42型フルHD液晶テレビ発売で続く米VIZIOの快進撃(無料ですが読むには会員登録が必要です)

いずれにしても「安くても品質や機能がよい」というアジア型産業そのものの変革、あるいは卒業が求められてきているように感じますが、海外での液晶テレビはさらに今後もウォッチングしていきたい分野だと思います。

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