不正申請問題で介護事業所の新規指定と更新が5年間認められなくなったコムスンが、この7月に六本木ヒルズを去って築地のビルに移転するそうです。
都心の一等地に聳え立つ六本木ヒルズと、どちらかというと地味な介護の事業の会社コムスンとの組み合わせは、どうもイメージのギャップが大きく感じてしまいます。不正請求を行ったり、人数をごまかして申請するなど、売り上げをあがるには手段を選ばないという経営の歪みを象徴しているようにも感じてしまします。
なにかと問題発言が多い、
タレントの「みのもんた」が、福祉の会社が利益をだすなんてとんでもないという、それこそとんでもない失言をしていましたが、不正な手段で利益をだすことはいけませんね。
六本木ヒルズいえば、昨年の1月、この六本木ヒルズはものものしく報道陣が取り囲み、上空をヘリが騒音を立てて舞うなかを、東京地検の捜査員が列をなすようにライブドア本社に向かっていった光景が思い出されます。日本でこそネットの成功企業と都心の一等地に聳える六本木ヒルズがイメージとして結びついていますが、海外でそんな場所に本社があるネット企業ってちょっと思い浮かびません。
実際ライブドアも、本業でのイノベーションに集中し、独自のアイデアや技術で差別化していくというよりは、M&Aによって売り上げのかさ上げをはかり、目先の益出しによって株価を上げることに走る経営でした。実態としては、とてもIT企業とはいえないようになっていったように思えます。ライブドアと関連して村上ファンドの事件もありました。
六本木ヒルズには、それだけ日本の新しい産業で成功した会社がテナントとして入居しているということでしょうが、なにか地に足がついていない気持ちの悪さを感じてしまいます。どうも感覚がオールド経済から抜け出せないからでしょうか。あるいは高所恐怖症のなせる業でしょうか。
六本木ヒルズは、3年前の2004年3月に、自動回転ドアで大阪府吹田市の溝川涼君が挟まれ亡くなるという事故を起こしました。安全性よりはイメージを優先していたということでしょう。いずれも、なにか本質を置忘れ、違うところで背伸びした結果起こった必然的な事件と思えてなりません。

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