ユーザーにはほとんど関心がもたれないで、企業やメディアが先行して盛り上がっているという感のあるセカンドライフですが、電通がセカンドライフ最大規模の仮想タウンをつくることを日経ビジネスが取り上げています。説明会でもあったのか、それを紹介しているブログもあり、クロスメディアでのPRが展開され、テクノラティの検索ワードランキングでもベスト10入りをしました。
このセカンドライフでの仮想タウン建設よりは、電通が、
ネットでCMが買える「衛星CMゴーゴー」を1パッケージ42万円から提供するというニュースのほうが面白いと思うのですが、セカンドライフの話題のほうがメディア受けがいいようです。


260万円で最大規模?
それにしても「13島分の初期投資は約260万円、固定資産税代わりの維持費は月に約46万」というのは、天下の電通さんが胸張って投資したといえる金額ではないし、なんだそんなもので最大規模かと思ってすっかり拍子抜けです。
電通としては、それだけの投資で、日経ビジネスで書いてもらえたり、話題になって、十分にペイしたどころか、WEB2.0も電通だというイメージ戦略が展開できたので、お釣りまできたんじゃないでしょうか。さすがにメディアを動かすコツを熟知していると感心します。
それに媒体を押さえて、スペースを売るというのは、電通としては得意中の得意。日本のメディアの仕切り役、世話人としてはYoutubeとは手を組むわけにもいかないけれど、セカンドライフならこれまでと同じように営業ができそうだし、これからはGoogleが広告も制するのだ、マス広告なんて終わりだなんてネガティブ・キャンペーンをあちこちで展開され振り回されてきた社内のストレスもこれで一挙に晴らせるかもしれませんね。
しかも、その程度の投資なら、セカンドライフというゲームの世界が始まったとたんに終わっていたという事態になっても痛くもかゆくもないですからね。電通が仕掛け、メディアが煽ればそれなりの話題にはなるでしょうが、実際に日本語版が始まったら、匿名ゆえの暴走とか、公序良俗に反する事態も発生しかねないので、その際のリスク管理も考えると結構大変かもしれません。
電通の建設する仮想都市には、まずは民放各社のビルでも建てて番組表でも張っておけば、それぞれの株主さまに、わが社もメディアの融合にチャレンジしていますと言えそうだから民放各社にとってもなかなかよさそうです。それに最初は話題が取れるから旬な今のうちに参加表明して短期戦でPR展開をするにはもってこいかもしれません。後からエントリーするとメディアで話題にならないから早いもの勝ちです。セカンドライフにはほとんど誰もこなくとも、その話題でモトをとっておくことでしょう。

人々の関心はほとんどないにもかかわらず
さて人々の関心の広がりについては、今やどれだけのブログが取り上げたかというのが大いに参考になりますが、テクノラティで英語ブログに絞ってみた結果を掲載しておきます。他のサービスと比べてほんとうに少ないですね。
キーワード
ブログ数
Myspace 2,819,696
Youtube 666,637
Flickr 265.732
Facebook 240,723
twitter 60,161
SecondLife 82,698

このまえ、テクノラティの検索でセカンドライフはブログではまったく話題になっていないと書いたら、”Secondlife”じゃなくて、間にスペースをいれて”Second Life”も検索すべきで、そうすれば結果は変わってくるというご指摘がありましたが、スペースを入れて検索したら、広告は「セカンドライフ」の日本語広告が表示されるけれど、ブログのほうは、みんな「第二の人生」の話であったり、たまたまブログのなかで、”second”と"life”が使われているものばかりで、参考になりません。
セカンドライフについては、GoogleTrendで見ても、IBMが出展したとかのニュース記事で盛り上がっているだけということでしょう。ユーザーが盛り上がらないのにメディアとか企業とか広告会社、また一部業界が盛り上がっているというのは不思議な現象というか、気持ちの悪さがありますが、オールドメディア、オールド経済の逆襲でも始まっているのでしょうか。

訂正:トラックバックいただいたようクオーテーションで括る検索(”second Life")をすべきでした。その結果を表に修正していれています。しかしそれでもやっとTwitterを超える程度でした。第二の人生の意味のものが含まれるとすると、真水ではもっと少ないということでしょうね。
ミーム吉田のネットニュースクリッパー さん、ありがとうございました。

バナー←クリックありがとうございます。