2007年05月14日

イヒをやめるって知ってイヒを思い出した

今日のYahoo!ニュースで、旭化成「イヒ!君」退職という記事を見て、広告が始まってもう10年になるということを知りました。当初はよく新幹線などの交通広告が目立ちましたし、面白い発想だという鮮度もありましたが、さすが10年ともなるとパワーがなくなってきたということでしょうか。
>>旭化成「イヒ!君」退職 堅苦しいイメージ、身近にした功労者

日経ビジネスのNBonlineによると、「イヒ!君」のおかげで、国内でも親しめる会社としてブランドイメージが向上したことと、社内の意識を変えることにもつながったそうですが、海外販売が2割しかなく、「グローバル市場での企業価値とブランド力の向上」をはかりたいそうです。
>>旭化成、「イヒ君」依存から脱却しブランド戦略を世界展開(日経情報ストラテジー)

どのような新しいイメージ戦略なのかはよくわかりませんが、チャレンジ精神の強化を狙った社内のインターナル・ブランディングをも考えているということです。そういった事情なら、イメージ戦略以前の問題、どうやって海外比率アップのはかるかという具体的な方策や事業がまずは重要だと思えます。イメージ戦略で社内の意識改革をはかろうとしても柳の下に「イヒ君」のようなドジョウは二匹いないかもしれません。社内もイメージ戦略になれて、目が肥えてしまっているでしょうしね。
それに、海外へのチャンレンジということは、旭化成の想いであって、顧客やユーザーにとってはあまり価値のないことであり、グローバル市場でのブランド価値というなら、それぞれの市場での事業やイメージ戦略が問われてきます。

感じるマネジメント

理念の浸透という点では、リクルート HCソリューショングループの『感じるマネジメント』は、「布教の時代は終わった」として、理念の浸透というよりは、共有が重要なのだという主張があり、なかなかいい感じです。
浸透っであったり、インターナル・ブランディングというと、いかにも上からの通達を社内にどのように刷り込むかというイメージが避けられないですね。事業そのもの、また価値観の多様化してきた時代のなかで、刷り込むというのはいかにも難しいことですが、広告代理店が絡むと、「社内というマス」をどう操作するのかというイメージが強くなってしまいますし、それ以上の発想を求めるのも無理かという気がします。
それと理念を共有するためは、さまざまな理念を感じさせる物語が重要だという主張も共感できます。コンテンツと自分との「つながり」を見出せてこそ、本当の共有できるのであり、つまり事実としての体験があり、それを伝え、また体験を共有できて初めて理念は共有できるという類のものだと思います。
インターナル・ブランディングなどという言葉で煙に巻くのではなく、なぜそうするのかということを共に考え、お互いにぶつけあるようなプロセスを経ないと理念の共有ってなかなかできるものではありません。こんな本音ばかり言ってると、その種のプロジェクトはやってこないかもしれませんが。

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kinkiboy at 17:13 │Comments(0)TrackBack(0)clip!経営 

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