今朝の日経に目が釘付けになる広告が掲載されていました。ちらっとしか見せない、あるいは語らずに関心を惹きつけるティーザ広告の典型です



さて、

そろそろ

反撃しても

いいですか?

DoCoMo2.0


それにしても、すごいコピーです。
KDDIとかソフトバンクへの宣戦布告?それとも株主対策?ユーザーに向けたメッセージ?
いやいや、ナンバーポータビリティ制度が始まって、7ヶ月連続で転入よりも転出が上回り、一人負けだなんて言われ続け、士気があがらず、暗くなってきた社内および関係各位に向けて、頑張ろうと鼓舞するメッセージを発信しようとしているのかと意地悪く勘ぐると、いやはや大変ですねと思ってしまいます。
あれですかね。まずは相手の攻撃のなすがままに身を任せ、場内が緊張のクライマックスを迎えた頃合に、実は相手の体力消耗のタイミングを待っていて、取って置きの必殺の一撃を加えるというプロレスモデルの競争戦略でしょうか。
ということは、あっと驚くような必殺技がでてくるということです。
今のところ、ドコモの動きはこちらが参考になると思います。
>>【神尾寿のアンプラグド】夏モデルで「反撃にでる」ドコモ

しかし、まさか1台の携帯電話機に2つの携帯電話番号とメールアドレスを搭載する「2in1(ツーインワン)」が必殺技とは思えないし、ワンセグはあってもいいけれどという程度の機能。HSDPA対応機というのはEモバイルの体験ではすごくいいのですが料金次第です。ゲームだとか音楽とかでもいろいろ新企画、新サービスはあるようですが、なにが必殺技になってくるのでしょうか。
まあできることことは何でもやろうということかもしれませんが、『DoCoMo2.0』なんてやってしまうと、Webあたりでは、コンテンツを生み出す担い手が、企業から消費者へ変わるといったことを一応イメージされるようになっているので、よほどの大転換、構造変革となる必殺技でないと納得できないということになります。
広告が入る代わりにパケット代が無料になるというような新しいビジネス・モデルを思わず期待してしますがどうでしょう。どんな必殺技がでてくるのか、楽しみです。

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