車軸の金属疲労が原因と思われるエキスポランドのジェットコースターの事故で亡くなられた小河原良乃さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。
それにしても、高速で蛇行しながら走行するジェットコースターには、当然相当無理な力が加わるので、常識的に考えても危険性があること、さらに施設の疲労や劣化が起こってくることは素人でも想像できます。安全性を確保するために細心の注意が必要なことは、あえて「リスク管理」などという言葉を使わなくとも言うまでも無いことです。それにもかかわらず、他の施設では交換していた車軸も変えない、定期点検もしなかった、さらにJISで規定された定期点検についても知らなかったという「株式会社エキスポランド」の体質は常軌を逸しているとしか思えません。
事故が起こったほぼ1週間前に万博公園にでかけ、エキスポランドの横を通る際に、『風神雷神II』を見て、本当に安全なのだろうかというような会話をして、思わずカメラのシャッターを切ったばかりでした。

expoその「株式会社エキスポランド」ですが、山田三郎社長は泉陽興業というレジャー施設の運営・開発の大手の会社の会長でもあり、実質は泉陽興業だというのが実態のようです。同社のホームページの「安全と技術」というページで「操作、点検マニュアルなど徹底した安全管理指導にはじまり接客マニュアルなど、サービス面での運営指導を行います」と堂々と書かれているのは皮肉としかいいようがありません。
今は削除されてしまっているようですが、同社は日本だけでなくディズニーや日本のアニメのキャラクターを真似たとしか思えず知的所有権問題で取りざたされている北京市「石景山遊楽園」などの企画・開発・運営指導も行っているというのはちょっとね。以下引用しておきます。
泉陽は中国、台湾、韓国などをはじめ海外においてもこれまでに数多くの大規遊園地を企画・建設し、世界を舞台に活躍しています。とくに中華人民共和国においては上海市「錦江楽園」、広東省「香密湖渡假村遊楽園」、珠海市「珍珠楽園」、北京市「石景山遊楽園」、重慶市「重慶青少年科普文化中心」、南京市「湖濱公園」など数多くの大規遊園地を企画、建設し、また運営指導まで行うなど中国の遊文化の発展に大きく寄与しています。
ところで余波といえば、この万博公園全体を運営している「独立行政法人日本万国博覧会記念機構」の役員が天下りだという非難が始まっています。まあ天下りがいいとは思いませんが、今回の問題とは直接関係があるとは思えません。

「きっこのブログ」の「絶叫マシンで天下り」は、このブログらしいというか
「エキスポランド」を統括してる「日本万国博覧会記念機構」は、不思議なことに、他の遊園地と違って、いろいろと税金が優遇されてる
という展開です。どうも「株式会社エキスポランド」と「日本万国博覧会記念機構」とを混同しているように感じます。「
日本万国博覧会記念機構」は、万博公園全体の運営をやっている組織であり、「株式会社エキスポランド」は「日本万国博覧会記念機構」から万博公園の一施設であるエキスポランドの運営を受託して、売り上げの5%を還元しているという関係です。

万博公園といえばエキスポランドだと思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、遊園地であるエキスポランドは万博公園の一部でしかなく、万博公園には、市民の憩いの場となっている自然文化園、日本庭園などがあり、さらにガンバ大阪のホームグラウンドである
万博記念競技場やアメフト専用のエキスポフラッシュフィールド、さらに野球場などのスポーツ施設、また国立民俗学博物館といった文化施設など、きわめて公共性の高い施設のある公園だということは知っておいてほしいところです。ホームページでご確認ください。それに万博公園の運営は「日本万国博覧会記念機構」がやっていますが、万博公園そのものは確か財務省が所有していたんじゃなかったでしょうか。エキスポランドがどうかは別にして、そんな施設からも税金をとるのが普通なんでしょうか。

余波といえば酷いというか許しがたいのは、「2ちゃんねる」で人道的にも、またあきらかに名誉毀損が成立すると思われるような被害者を中傷するトピックが連続して立てられ、また書き込みが続いているということです。当然そんな書き込みへは多数の批判、非難が書き込まれていますが、匿名だからといって許される書き込みでなく、警察は書き込んだ人物の捜査を行うべきだと思いますがいかがでしょうか。
それと被害者について、中学生のころの写真を不自然というか、無神経に使ったテレビ局も普通じゃありません。
ちょっと日本はおかしなことが多すぎですね。


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