4000万人を超す登録ユーザーを抱える写真・動画SNSのPhotobucket は、登録した写真や動画を自分のサイトで見るというよりは、どちらかといえばMySpaceに表示させることに力点を置いて急成長した写真・動画SNSサイトです。そのスライドショーをこのブログでも利用していますので、興味のある方はこのエントリーをご覧ください。動画についてもアドビー社が、Webでのビデオ編集ソフトを最初にPhotobucketを通して提供していますから、それだけ注目のサイトだということでしょう。
ところが先月にMySpaceからPhotobucketのビデオ画像表示が遮断され締め出されてしまい、Photobucket がMySpaceに抗議するという事態が発生していました。
それが突然和解ということになり、Photobucket はMySpaceに復帰したのですがどのような交渉があったのかは謎でした。しかしその謎がようやく解けました。ValleyWagによるとMySpaceがPhotobucket を飲み込んだということです。
Photobucket買収の動きを察知したMySpaceが牽制球を投げ、買収に動いたということのようです。
>>ValleyWag : Photobucket goes to MySpace

Photobucketについて、またMySpaceとのトラブルの経過の詳細はTechnoCrunchに詳しいので興味のある方はそちらをどうぞ
■Photobucketの価値はおいくら?(3/30)
■Photobucket動画、MySpaceから遮断される (4/12)
■PhotoBucketはMySpaceなしで生き延びられるか?(4/13)
■Photbucket、MySpaceに無事復帰(その裏が知りたい)(4/25)

Photobucketの売り上げは直近で7億6千万円程度ですが、買収額は3億ドル(およそ360億円)程度と推定されています。TechnoCruncの記事かららすると想定の範囲で、Photobucketは急成長中であり、お買い得価格であったのかもしれません。
写真や動画とブログやSNSとの相性はよく共生関係にあり、当然の買収劇ともいえます。しかし寂しい話ですが、どうも日本ではそういう共生関係がなかなか発展してこない、というか存在感のある写真・動画のSNSサイトがあまりないように感じますね。

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