ブッシュ大統領が高らかに戦闘終結を発して4年になります。しかし実際にはそれから泥沼化してしまったイラク戦争ですが、その状況を数字が物語っています。


2003年5月1日 現在
米軍負傷者数
542 24,912
米軍死亡者数

139 3,351
委託業者死亡者数

69 916
報道関係者死亡者数

11 167
イラク派兵数
150,000 146,000
イラク人の警官数
7,000-9,000 334,300
反政府勢力数
 5,000以下 ~70,000 (スンニ派のみ)
一日当りの攻撃回数
8 148.9
戦費負担額
790億ドル
4210億ドル
ブッシュのイラク政策支持率
75% 24%
イラク戦争が戦う価値があると考えている率
70% 34%
ブッシュ政権支持率
71% 32%

>>ThinkProgress‘Mission Accomplished’ By The Numbersより


自衛隊のイラクへの派遣については賛否が分かれるところですが、ブッシュ政権が犯した大きな間違いに日本が巻き込まれてしまったというのは共通した思いで はないでしょうか。「自衛隊が活動している地域は非戦闘地域だ」と繰り返すしかなかった苦しい小泉さんの姿もありました。
民主党が伸びたアメリカ議会もついに、軍の撤退を10月1日までに開始し180日以内に完了することを盛り込んだ国防省向けの予算案を議決しました。ブッシュ大統領は拒否権を発動するでしょうが、民主党の大統領予備選の焦点もイラク撤兵問題となっていますが、たとえ民主党の大統領に変わって撤退したとしても、その傷跡は深いのではないでしょうか。
アメリカがイラクに釘付けになってしまったことで、中国の影響力が強まるなど、世界の政治の多極化がさらに促進され複雑化したことの影響のほうが日本にとっては大きいとは思いますが。


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