吉本興業をめぐって週刊誌の代理戦争続いています。『週刊現代』が、副社長が元暴力団に脅かされ、そのバックに創業家がいるというお家騒動を記事にしたことを端に発し、それがさらに『週刊新潮』に飛び火。こちらは創業者当主、林マサさんが2回の手記を掲載し、特別顧問である中田カフスさんが山口組を笠に着た「怪芸人」だと告発しました。
これで終わりかというところに『週刊現代』が吉本興業の創業家こそ暴力団と癒着しているという中田カフスの手記を掲載。さらにそれに『週刊新潮』が『週刊現代』の中田カフスの記事を批判。
いまや吉本興業のお家騒動は、『週刊現代』対『週刊新潮』の仁義なき闘いへと発展してきており、このままいつまで代理戦争を続けるのかと思わせる展開となってきています。どんどん雑誌間で抗争が続くとともに、吉本興業と暴力団の関係が浮き彫りになり、みんな関係してたんじゃないかということで最後は手打ちになるのでしょうか。
暴力団の手打ち式は映画で見るけれど、週刊誌の間に、そもそも手打ちってあるのだろうかと心配したりしますが、吉本興業がどうなっても普通の人には関心があるはずもなく、ネットの世界でテクノラティで調べて見てもほとんど話題になっていません。
そもそも入院中の身であり、暇だから週刊誌を見比べるということもできましたが、普通はそんなことしません。それに、これを書いているのも、別に吉本興業に関心があるのではなく、ずいぶん代理戦争が長引いていることが面白いと感じたからだけで、それでお互いの売り上げが伸びれば、うまい出来レースと思えるのですが、ちょっと期待薄に感じてしまうところがもの悲しいですね。
雑誌はネットによる影響を受けやすいメディアなので、もうすこしネットの人気のキーワードを参考にすればと思うのですが、記者魂が許さないかもしれません。

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