統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門
昨日、大阪の東三国の行きつけのお好み焼きの店「トミ」、というか洋食焼きのお店で夕食を楽しんでいたのですが、細長い店の奥にテレビがあり、「カツ丼」をテーマに怪しげに脳波をはかるみたいなことをやっていました。
美味しい洋食焼きとかお好み焼きを堪能していたのと、親しい知り合いのご家族もいらっしゃったこともあり、チラッとしか見ていないのですが、とっさに『あるある大事典』でやったばかりなのよくやるよと感じてしまいました。
そのシーンは、こういうことだったみたいです。
ガッテンが「脳」大実験で調べたところ、喜びの脳波だけでなく、カツ丼はカツ定食に比べて、しっかり(集中)・すっきり(覚せい)という2種類の感覚が強く出ていました。
>>カツ丼の「覚せい」の脳波の傾向は登山にそっくり!

比較が、登山と、カツ丼とカツ定食でしたが、たとえ実験結果が正しいとしても、典型的な統計でウソをいう方法ですね。もっと違うメニューで実験したらどうなるのかがありません。ひょっとすると昨日の洋食焼きもカツ丼と同じように覚せいの脳波がでていたんじゃないかと思ってしまいます。
そういったコメントがあったのかどうかはわかりませんが、今のマスコミの「科学」を使って視聴者を驚かせ人気をとろうという手口はにはあまり乗らないほうがいいですね。
別に「科学」に頼らなくとも、いい店の雰囲気、美味しいメニュー、そこから生まれる「快話」があれば、豊かな感性は生まれてくることは誰しも経験しているはずで、自分の身体に聞いてみたほうがいいのじゃないかって思います。
ちなみにその洋食焼き屋さんは、決してグルメ雑誌とかには登場しなし場所も不便なところにあるのですが、ほとんどが口コミで店を知り、遠方からわざわざやてくるお客さん、東京からの出張で大阪にこられたお客さんで立ち寄る人もいるという隠れスポットです。
ママさんが、「最近インターネットで見たというお客さんがこられるんですよ」とおっしゃっていましたが、この店はYahooグルメにもグルナビにも出ていません。検索したら紹介されていたのは
ここぐらいでした。ブログの威力ってバカになりません。

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