中国黒竜江省などに置いた128台のパソコンを遠隔操作し、1日約9000万通のメール」を送信していた出会い系サイト運営会社タクミ通信の社長ら4名が迷惑メール規制法違反で逮捕されたという記事がありましたが、驚いたのは、名簿業者から約230億件という凄まじい数のアドレスを購入していたこととと、出会い系サイトの入会料や利用料で月に約1億2000万円の売り上げがあったということです。
>>迷惑メール54億通 容疑の「出会い系」社長ら逮捕 

ちなみに「タクミ通信」でググると、およそ10000ページがヒットし、数多くのブログでSPAMメールを送りつける悪質な業者の典型として書かれていましたが、まだほかに多くの悪質な業者があるようです。
>>頭が痛くなるほど購読した書籍などと SPAM情報局 電機の要塞 015号機

06年夏の2カ月間の送信数は約54億通にのぼるというのも凄まじいですが、230億のアドレスって、世界の人口がおよそ65億7000万人で、さらに世界のインターネット人口は推計で6億9400万人ですから、会社と個人という風にいくら複数のアドレスを持っている人がいるといっても想像を絶する数です。実際には存在しないアドレスも含まれているのでしょうか。
>>世界の人口
>>世界のインターネット人口は6億9400万人 

出会い系サイトが月に1億円を超えるというビジネスだというのにも驚きます。もちろん会員になるのはメールだけでなく、ネットの広告からサイトに誘導されて入会する人もいるのでしょうが、そんなSPAMメールを読んで釣られる人もきっと多いのでしょうね。効果があるからやるということでしょう。

毎日のようにやってくるSPAMメールですが、ほとんどはフィルターではじかれていますが、なかにはしぶとく生き延びてくるものもあります。本当に腹が立ちますね。世界で流れているメールの9割近くがSPAMだそうです。
ちなみにSPAMは、もともとはランチョンミートの缶詰のブランドだったのが、この商標をモンティ・パイソンの作品の中で、連呼するように使われてしまったことが由来だとか。
>>スパム 

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